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塩見直紀の試行100(コンセプトなど)バックナンバー①

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塩見直紀のこれまでの取り組み(コンセプトなど)を100個、まとめてみました。100個に関心のある方は、拙著『塩見直紀の京都発コンセプト88~半農半Xから1人1研究所まで』(京都新…
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#半農半X

塩見直紀の試行100(040)「1人1研究所社会」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 半農半X等に関する講演の際、ミニワークショップをおこないます。そのとき、必ずと言っていいほど行うのが、「1人1研究所」ワークです。「テーマに地名を入れるとぐっと絞った研究所になります」「テーマが2つあるときは、A&B研究所でどうでしょう?」「3つあるときはABC研究所」…。 ( )研究所の( )に入れる文字数は1~10文

塩見直紀の試行(039)「半農半Xデザインブック」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コレクション、コンセプト、法則など)を紹介しています。 2006年ころでしょうか、京都市内のお寺で開催された「だんのういち」でのトークショープログラムで、「半農半X」について話しました。半農半Xという生き方を知った京都市内在住の30代の女性が僕にこう声をかけてくれました。「綾部でワークショップとかされていますか?」。この言葉がきっかけで始まったのが「半農半Xデザインスクール(以

塩見直紀の試行100(035)「半の思想コレクション」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 半農半Xというコンセプトが生まれて四半世紀。当時、僕の年齢は28~29歳でした。半農半Xを考えていくなかで、いつしか、「半」という考え方にも関心を持つようになりました。以下はスマホでメモしている一覧(未編集)です。コレクションのなかから、何かが見えてくるものがきっとある。そんな気がしています。 半の思想の研究所(半研究所

塩見直紀の試行100(031)「3つ集まればマニアックゾーン」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 「京都出身の3大コンセプター」と僕が呼んでいる人がいます。坂井直樹さん、谷口正和さん、松岡正剛さんの3人です。今日、ご紹介するのは、ジャパンライフデザインシステムズ代表・谷口正和さんの本の中で出会った「3店集まれば、マニアックゾーン」という考え方について。ここでは「3店」を「3つ(建物、人、産物、名所など)」と表現します。

塩見直紀の試行100(030)「AtoZが世界を変える!」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さなチャレンジ100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、法則など)を紹介しています。 10年ほど前より、古典的編集手法「AtoZ」に関心を持つようになり、「自分」「地域(集落)」「テーマ」の解像度を「26のキーワード」であげる試みをしてました。「AtoZという手法の可能性を使えたい!」ということで編んだのが、ワークブック「AtoZが世界を変える!」(綾部ローカルビジネスデザイン研究所編、A5版、32p、500円

塩見直紀の試行100(029)「テーマ×問題集( ユニークな文房具、雑貨と地方創生の掛け算による可能性の問題集」

「地域資源から新しいアイデアを生み出す問題集【全国の市町村編】」を全国から集う福知山公立大学(地域経営学部)の学生に故郷編をつくってもらう試みを2017年ころより、おこなってきました。16の問いかけ文をおさめ、アイデアを生み出してもらうためのアイデアブックですが、「故郷の地域資源、宝もの」の活用をテーマにタイプ以外に、「ワンテーマ編」だけの作品もいくつか生まれています。今回ご紹介するのは、福知山公立大2017年入学の塩見ゼミ生・板倉仁夢さんによる卒業研究作品「ユニークな文房具

塩見直紀の試行100(028)「集落の名刺」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)、紹介しています。 京都府南丹市日吉の世木(せき)地区には4つの集落があり、2017~2019年の3年間で集落の魅力を古典的編集手法AtoZで26個可視化する試みをおこなってきました。CDジャケットサイズ16ページのミニブックするもので、以下の4集落版が完成しました。「中世木AtoZ」(約50戸)/「殿田AtoZ」(約100戸)/「木住Ato

塩見直紀の試行100(027)「若者が住みたいまちAtoZ」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 2018年12月、大学コンソーシアム京都主催の「第14回京都から発信する政策研究交流大会」(会場・龍谷大学)での「学生企画」の部の講演を依頼されました。企画をする京都市内の学生有志と事前ミーティング。希望の演題を聞くと「若者が住みたいまち」でした。参加する京都市内の政策系の大学ゼミの学生さんから「若者が住みたいまちAtoZ

塩見直紀の試行100(026)「コンセプトスクール」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 20代のとき(1992年ころ)、「新概念創出能力」という言葉に出会って以来、コンセプトに関心を持ってきました。半農半Xというコンセプトはその数年後、誕生しています。コンセプトマニアの僕が2014年に始めたのが、「塩見直紀的コンセプトスクール」の通信教育版です。2013年から、京都市内でほぼ毎月、教室型の「コンセプトスクール

塩見直紀の試行100(025)「視点集」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)を紹介しています。 2006年、ふと「視点」を集めてみようと思い立ちました。地球にあるすてきな視点を集め、「視点集」というブログで公開。みんなに多様な視点を使ってもらえたらという願いから生まれたものです。以下、塩見直紀がコレクションした視点のリストです。 「視点集」リスト 「関係性の回復、という視点」(NO.0112) 「ことし いちばん

塩見直紀の試行100(024)「○○グッドデザインAtoZ」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、コレクション、法則など)、紹介しています。 観光センターにあるようなものでない観光ガイドをつくりたい。古典的編集手法「AtoZ」にはまるようになってから、地域を「グッドデザイン(空間デザインなど)」の観点から、「26視点」を紹介できるのではないかと思うようになりました。 第1号作品は、福知山公立大学地域経営学部の2年生後期ゼミでつくった「福知山グッドデザインAto

塩見直紀の試行100(023)「コトフォト(言葉写真)」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、法則など)を紹介しています。 今日はインスパイアされたことばをどう血肉化するかについて。大学4年ころより、本などで出会った名言をメモするようになりました。ポストイット書き写したり、ノートに書いたり、いろいろ試すなかで辿り着いたのが、「ハガキサイズ」のWORDにメモするという手法です(フォントは正解楷書体pro)。そして、それをハガキサイズに印刷。それをどうするかです

塩見直紀の試行100(022)「まちづくり年表」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、法則など)を紹介しています。 今回、ご紹介するのは、故郷の京都府綾部市の約20年を振り返る「もうひとつの綾部年表、まちづくり年表」について。 僕は綾部市制施行50年(2000年)の前年、綾部にUターンしました。28歳ころから、「33歳で人生をシフトする」という想いを持っていました。「人生の締切」。その年齢がやって来たからでした。1999年当時、娘は2歳。京都市内か

塩見直紀の試行100(021)「ワークブックメーカー」

半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、法則など)、紹介しています。 僕は半農半Xコンセプトに特化した出版社「半農半Xパブリッシング」という屋号も持っているのですが、あるとき、「ワークブック専門の出版社」もいいかもと思うようになりました。 過去、どんなワークブックをつくったかというと、第1号作品は2008年の「半農半Xデザインブック~翼と根っこと」です。「半農半Xデザインブック」は1泊2日型の綾部でのワ