講義中にスマホばかり見る「礼儀の正しさ」
私はご縁あって予防医療普及協会という一般社団法人で事務局を務めさせていただいており、そこでYOBOオンライン対談という毎月開催のイベントを運営しております。
(予防医療オンラインサロン「YOBO-LABO」の会員向けのイベントなのですが、外部の方も有料で参加可能です↓)
対談はオンラインでZoomウェビナーを使用しており、冒頭に専門家の方から20分程度の講義をおこなっていただき、その後に協会理事の堀江貴文氏とゲストが対談するという形式で行なっています。
この対談動画は、数ヶ月後に堀江さんのYouTubeチャンネルで公開しているのですが、毎回「講義中のホリエモンの態度が悪すぎる」というコメントが付くのですよね。
具体的には、目線がカメラより下に向いている時間が長いことが専門家に失礼だろうと考える視聴者の方がおられるようです。
私も最初は講義に興味がないのか不安になりましたし、ゲストの方には心配げな表情になる方もいらっしゃいました。
でも講義中に堀江さんのSNSアカウントが更新されることはありませんし、講義後の対談では非常に中身の濃いやり取りが展開されるため、興味がないわけではなさそうです。
ですのでこれは私の勝手な理解なのですが、おそらくめちゃくちゃ勉強家の堀江さんは、講義を理解するための情報をリアルタイムにスマホで収集しているのだと思うんですよね。
そこで思ったのは、
①理解するために講義のみを視聴する
②「聞いている」という態度を示す礼儀のために講義画面を見続ける
③深く理解するために講義を視聴しつつwebで足りない情報を集める
多くの方の認識では、小学校や中学校の延長で①と②が当たり前になっているのではないか、、とはっとしたわけです。
専門家と対峙したときに、質の高い議論をするためには効率を最大化して学習しなければならず、スマホで検索する時間もそれなりに長くなります。
専門家に対して「聞いています」という礼儀を重んじるのか、より深く学習して質の高い議論をするのか、どちらが礼儀正しいことなんでしょう、、
難しいですが、結局は相手とかイベントの設定次第ですよね笑
ただ何も知らない専門家の先生が、マンツーマン講義で目線を外されると講義がやりにくいだろうと思いますので、スタッフとして事前に「専門的な情報を理解するためにスマホの検索画面に目線が行きがちですが、講義には集中しております」といった旨はお伝えしています。
学校の授業中にスマホを使えるようになるのはいつ頃なんでしょうね!
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