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【キングダムで読み解くネオ山古志村】李斯のひとことでスッキリしたネオ山古志村の”はたじるし”

『Web3×地方創生』のファーストペンギンとして、新しいクニづくりを目指す”ネオ山古志村”。そして中国史上初めて統一を果たした”秦”の物語である漫画”キングダム”。
私はこの二つに、”今まで誰も成し遂げていないことに挑戦すること”という共通点があるのではないかと思い、ネオ山古志村の出来事を重ね合わせて、感じたことをお話ししたいと思います。

ネオ山古志村の憲法?「はたじるし」

先日公開した記事でも触れさせていただきましたが、”ネオ山古志村”では、新しいクニづくりを進めるべく、私も含めた有志たちが”世話人DAO”として集結し話し合いを重ねる中で、”はたじるし”を策定しました。
この”はたじるし”は、ネオ山古志村のオキテ(規約)として、前段に掲げられており、分散型自立組織であるDAOにおいて、また、山古志の現地の方々をはじめとした関わっている様々な人たちにとって、活動指針・行動指針になる、とても重要なものだと思っています。
いわば(日本国)憲法における前文のような感じかなと個人的には捉えています。

李斯「そもそも”法”とは何だ?」

冒頭に触れた漫画キングダムでは、のちに秦の始皇帝となる”嬴政(えいせい)”が、法で戦乱が続いた中国を統一しようとしています。
それは例え武力だけで統一しても自分たちの次の世代が続かず、混沌とした戦乱が続くと考えたから。法のもとでは全てが平等だと。

また、嬴政は人の本質は光であると捉え、それまでの過去の時代におけるリーダーにはない思想を持ち邁進する姿を作中で描いています。

あるとき、嬴政の右腕”昌文君(しょうぶんくん)”が法の専門家”李斯(りし)”に「法で治めるとはどういうことか?」を獄中(当時)まで聞きに行った際、李斯は昌文君に「そもそも”法”とは何だ?」と問いかけます。
昌文君は「刑罰をもって人を律し治めるものだ…」と答えています。
それに対し李斯は昌文君の答えを否定し、
「”法”とは願い!国家がその国民に望む人間の在り方の思想を形にしたものだ!」と述べています。

これをネオ山古志村に置き換えると、”はたじるし”ネオ山古志村の住民の願い・思いを形にしたものということになりますね。

ネオ山古志村の願い「つなごう山古志の心」

こちらがネオ山古志村の住民の願い・思いを形にしたネオ山古志村の”はたじるし”。

ネオ山古志村のはたじるし
合言葉 つなごう山古志の心
身近な人々と、山古志の心で接しよう
子どもたちに、山古志の心を伝えよう
訪れる人々を、山古志の心でむかえよう
世界の人々と、山古志の心を分かち合おう
将来像
・一人ひとりを大切にする山古志
・助け合い精神を広げる山古志
・いつまでも過ごせる山古志
・来る人に笑顔で優しい山古志
・世界と関わる山古志
重点目標
・地域の伝統・文化・産業を生かし山古志ブランドの構築を目指そう
・助け合いの精神を活かし山古志型福祉の仕組み作りを目指そう
・交流の受け皿を整備し外との繋がりの持続的発展を目指そう
・持続可能な世界に広がる応援の仕組み作りを目指そう
地域の特徴
・伝統的な前向き思考
・何百年も続く山古志の民主主義
・高齢者がイキイキと暮らせる地域
・山古志の心に共感するみんなが楽しく関われる地域
・美しい自然と共生する山古志

ネオ山古志村のはたじるし

改めて見てもは将来像・重点目標・地域の特徴を含めて、山古志の願いが形になった素敵な条文ですね。
キングダムのように隣国との争いごとがあるわけではないですが、年齢や性別、出身地を含めて様々な考えを持つ人たちが集まるネオ山古志村において、この”はたじるし”は、まさにネオ山古志村の光として、みんなが進む方向を照らしてくれているかもしれませんね!



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