潮風

note初心者です🔰愚かで愛おしい、さまざまな物語やエピソードを、心込めて綴ります。

潮風

note初心者です🔰愚かで愛おしい、さまざまな物語やエピソードを、心込めて綴ります。

最近の記事

それが答えだ!と言いつつ、最後まで答えがない曲

昨日、生まれて初めてウルフルズのライブに行った。大阪で毎年開催されている野外ワンマンライブ「ヤッサ!」である。ウルフルズのファンである友人に誘ってもらったのだ。 先に言っておくと、私はウルフルズの熱心なファンではない。だがウルフルズの音楽に何度も心揺さぶられたし、30代の頃はアルバムを買ってかなり聴いていた方だと思う。 とはいえ、しっかり向き合って聴くのは20年ぶりだった。なのでここから書くことは、あくまで私の極めて個人的な感想と独りよがりな考察である。長年のファンの方か

    • 吾輩は繁殖犬である。名前はまだない。

      まえがき昨年うちの家族の一員となった愛犬チワワは「えみこ」という名前です。「なんでそんな昭和な名前なの?」とよく言われます。確かにモモとか、マロンとか、ラテとか…他にも可愛い名前はいっぱいあります。 なんなら「えみこ」という名前の由来は“上沼恵美子さん“からきています。そう言うと「なんでまた…?」と皆いぶかしげな目をします。 そこで、今回はえみこがうちの家族になるまでの物語を、少しの事実と多分な想像を織りまぜて、えみこに語ってもらうことにしました。 半分エッセイ、半分フ

      • 千年桜の樹の下で

        およそ20年前のある日、まだ夫婦になる前の夫が「来週、お花見に行こう」と言った。 めずらしいこともあるものだ、と思った。 街に出かけるだけで、手汗をかくほど人混みが苦手な人だ。 わざわざ人の多い場所に出かけようと自ら言い出すとは、どうしたことだろう。 +:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+ 一緒に暮らし始めて8年目の春だった。 「なんで籍を入れないの」 という知り合いからの質問に答える煩わしさにも慣れ、 親や親しい友人たちは、

      それが答えだ!と言いつつ、最後まで答えがない曲