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本で海外旅行する - 宮本美智子さん

宮本美智子さんの本を知ったのは
1990年代後半だと思う

とにかく文章がうまくて
面白かったのだ

著書を沢山持っていたけれど
今は一冊も持っていない
何度かの引越しの度に
手放してしまったのかな
それさえも覚えていない

宮本美智子さんは、1997年に亡くなっている
もう、そんなに経つんだと驚いた
亡くなった時、51歳だった
今の私より、若い・・・

1945年生まれとのことなので、
昭和20年生まれ
私の母が昭和21年生まれなので
母と同世代だったんだなぁ
今更のように少し驚く

1960年代終わりに留学生として渡米し、
ニューヨークに移り
80年代までアメリカで暮らす
その間に、就職・結婚・出産・離婚など
様々な経験をする

その後、日本に戻り
アメリカのことだけでなく、
年に数回、ヨーロッパで過ごしたときのことや
ダイエットに関する本を出す

アメリカの留学生時代のことや
ニューヨークでの暮らしは
パワフルで前向きな姿勢が
素敵だった

本を読んでいると
海外に行きたくなる

宮本さんの初期の本を
古本屋さんで見つけて読んだとき
あぁ、宮本さんも努力して
文章力を上げてきたんだなぁと
思った

宮本さんの活き活きとした文章は
最初からできていたわけじゃなかったんだと

当時、荻窪に住んでいたのだけど、
宮本さんもそんなに遠くないところに
住んでいることが、エッセイに書いてあって
驚いた

今年の初め、公私にわたるパートナーだった
長沢まことさんが亡くなったと
ニュースで見た

私も荻窪から引っ越して
数年になる

時間が流れたんだなぁ

素敵な本の思い出は消えない


読んだ後、心が軽くなって、日常生活に戻ってもらえれば。