収益物件を割安に買えるタイミングとは

私は常々「不動産投資はしないほうがいいよ」ということを言っていますが、それでもある条件を満たしたときだけは、万人にとっての不動産投資を始めるチャンスタイムとなり得ます。

それは、「リセッション時」と、「破産者大量発生時」です。

リセッション時がチャンスというのは当たり前ですね。これからアメリカの景気が悪くなって、それが日本に伝搬して~みたいなことが予測されてきていますが、そういう時期になると全ての資産の値段がガッツリ下がる。

特に不動産は株式市場のような目に見えるところでトレードされるわけではないので、自分の地元に網を張っていれば素人でもめちゃ割安に購入できるチャンスがあります。


もう一つの「破産者大量発生時」というのは、今年末、来年以降にかけてですが、スルガ銀行で融資を受けて不動産投資をしていた人たちの大量破産・投げ売りが発生します。

現在スルガ銀行に対して債務者達が集団訴訟を実施していますが、9割以上の人間が裁判では勝てず、それらの人が抱えるアパート・マンションが大量に市場に供給されそうな予測が出ています。

不動産投資の需要は旺盛ですが、過供給になれば割安に購入できるチャンスもあるはずです。



不動産投資は素人にはオススメできない投資手法ですが、株式投資にはない魅力があります。

「相場よりも割安に買える可能性がある」「リフォームを安く発注したり、自分で行うことで経費率を下げることができる」といった、自分の努力で利回りを改善できる余地があるというものです。

株式投資では、全ての人間が同じ金額で株を買うか売るか競い合っているわけで、他人よりも安く買ったり高く売ったりということはできないし、所有銘柄に助言をして売り上げを向上させる(笑)なんてことも個人では当然できません。

「相場より安く買う」ことができるだけで、ある程度の成功が保証されるというのは、他の投資商品にはない魅力だと考えます。

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