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コロナ禍の趣味2.世界史学び直し

高校時代に1番好きだった科目は世界史でした。小学校の「歴史」で通史をやって、中学校の「歴史」でもう少し詳しく通史をやって、もう一通り歴史は知ったと思っていたら、高校で「世界史」という科目が現れた。今までに学んだ「歴史」は、世界史のほんの一部に過ぎないことに気づき、世界が一気に広がる感じがしました。世の中にはまだこんなにたくさんの、全く知らないことがあるんだと、ワクワクしました。

私の高校では、1年生で全員必修のうちに現代史を学び、2年生以降文系の世界史選択者だけが古代から学び直すカリキュラムだったのですが、世界大戦ひとつとっても、世界視点の説明は日本史のそれとは全く違いました。

世界視点と日本視点、地方視点と東京視点、原告視点と被告視点のように、高校卒業後、東京に出て法学部で学んだ私が、「色々な視点から物事を見る」ということを学んだ最初かもしれません。

また、世界史を学ぶと、色々な漫画や芸術作品の元ネタにも気づけるようになります。例えば、私の大好きな「ONE PIECE」に出てくる「水の都ウォーターセブン」という街は、明らかにヴェネツィアをモデルにしているとか、ルフィの同世代であるドレークとホーキンスは実在した海賊の名前であるとか。こういう点でも世界史を学ぶことは楽しかったです。

旅行の楽しみもグンと増えます。日本史を学ぶだけでも、鎌倉や京都など楽しくなると思いますが、世界史を学ぶとその範囲が世界に広がるんです。資料集で何度も写真を見た「ケルン大聖堂」、ドイツで生で見た時には本当に感動しました。

少しレベルは上がりますが、世界史を学んでいると、現代社会で発生する様々な事件を、単純に報道される以上の深さで理解したり、考えることができます。例えば、イスラエルとパレスチナはなぜいつも争っているのか。これは第一次世界大戦中のイギリスの二枚舌外交が原因です。北朝鮮と韓国はなぜ二国に分かれ、全く違う政治体制を敷くことになったのか。これは戦後のアメリカとソ連の対立が背景にあります。そして、今大変なことになっているアフガニスタンについても、イギリス、ソ連、アメリカから攻撃を受け支配を受けてきた歴史から、色々と思い巡らすこともできます。教科書に書いてあるレベルの知識でも、充分そうなんです。世界史を学ぶことで関心の範囲が広がります。臭いセリフですが、「愛の反対は無関心」であることから、世界史を学ぶことは、愛の範囲を広げていくことでもあるんです(これは浪人時代の先生の受け売り笑)

そんなこんなで、世界史を学び直そうと思い、教科書と資料集を買って読み始めました。コロナ禍の趣味として、今年はテレビゲームにどっぷりハマっていましたが、少しはこういう勉強もしてみようかと。

これから少しずつ教科書を読み進めながら、新たな発見や、現代にも活かせそうな学びがあったら、noteにもメモしていこうと思います。

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本日は古代オリエントの歴史を振り返りました。印象に残った記述は、世界史上最初の大帝国と言ってもいいアケメネス朝ペルシアが、「服属した異民族には寛大な統治をおこなった」ということ。広大な領域を治めるには、寛大なこころがだいじみたいですね。

本物の玄人さんには突っ込みどころだらけ、かつ、物足りない内容になると思いますが、世界史を全く知らない人には「へー」と言って貰えるような内容を、私なりの視点で書いてみたいと思いますので、気が向いたら読んでやってください^ ^

それでは、また!

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