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長さ比べ

この単元では初めに必ず身に付けて欲しいことがあります。それは「単位」です。
大きい⇔小さい

重い⇔軽い

長い⇔短い

というように単位を対でしっかり身に付けることです。幼児の場合、全て「小さい」という表現になってしまいます。

そして長さを比べる場合必ずしなければならないことがあります。

例えば長さの異なるひもが何本かあった場合、どのようにしていちばん長いひもを調べますか?

大人であればその答えは探すことができるでしょう。
ところが、幼児期にはそうはいきません。
各々の発言からまとめると
1 伸ばす
2 並べる
3 机に置く

この3つがよく回答で出ます。

比べるときに必ずしなくてはならない「端を揃える」ここには着眼難しいのです。
ただし、大人と子供の回答の差は

「経験値」です。

この経験値はいろいろな場面で差として表れます。端を揃えて比べる、並べるは必ず身に付けておきたい学びのひとつです。

次に並べることができたら、いろいろ質問してみます。

○番目に長い棒は?
○番目に短い棒は?
長い方から○番目の棒は何色?
短い方から○番目の棒は何色?
○色の棒は長い方から何番目?
○色の棒は短い方から何番目?

聞き方(言い回し)はいろいろあります。ところが言語理解の度合いによっては何番目?と聞かれていても色を一生懸命答える子がいます。言葉に慣れ親しむとは理解する力を養う一歩となります。

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