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出産前に夫に伝えておきたいこと

出産後の夫婦関係のために、夫に伝えておきたいことを綴ります。

たくさん甘やかしてね、労ってね

「産前産後の恨みは一生ものらしいよ」

妊娠がわかってから、いやもしかしたら妊娠前から伝えていたかもしれません。

「妊娠中に全然支えてくれなかった」とか「家事育児に協力してくれなかった」とか……その恨みは忘れたくても忘れられず、子どもが巣立ったあとに熟年離婚になったりするみたいだよ。そんな話をしました。

「ずっと仲良しでいたいから、産前産後は特に優しくしてね、協力してね」と。

夫はこの話をかなり肝に銘じているようで「産前産後の恨みは一生やから!」と事あるごとに口にしており、奥様が妊娠した同僚にも教えてあげているみたいです(笑)

産後は本当に心身ともにボロボロになるだろうし、正直自分でも自分がどうなるか不安です。

「とにかく甘やかして優しくして欲しい。赤ちゃんも可愛がって欲しいけど、わたしのこともちゃんと見て欲しい。」

夫にはそうお願いしています。

産後の身体はボロボロです

産後、お母さんのからだは満身創痍。まじで満身創痍。
いっそそれをみてる夫側に、満身創痍ってタトゥー入れたいぐらい。

きみは赤ちゃん/川上未映子 著

産後のダメージは、全治1〜2ヶ月の交通事故レベルと言われていますね。

出産によるダメージに加えて、様々なトラブルも▽

  • 肌トラブル

  • 歯のトラブル

  • おっぱいトラブル

  • 抜け毛・白髪

  • 体型の変化

さらに、卒乳したあかつきには……

かつて、わたしは拙著『乳と卵』で、授乳の終わったあとのおっぱいを、「ぶらさがった二枚の靴下」と形容しましたが、当時の想像力の脆弱さをわびるほかありません。

そうですね……みたままをそのまま形容すると、「打ちひしがれたナン」って感じでしょうか。

きみは赤ちゃん/川上未映子 著

卒乳後のおっぱいは「打ちひしがれたナン」

なんというパワーワード。

とにかく、一生懸命自分を手入れしていた出産前の姿形ではなくなるわけです。

命がけで出産をして、痛みに耐えながら赤ちゃんを育てた挙げ句「女として見れなくなった」なんて言われたらたまったもんじゃないですよね。

もちろん、キレイでいる努力はするつもりですが。それはあくまでも自分ために。

夫に伝えておきたいことは「こんな風に変わっちゃうけれど、女として見れないなんて言わないでね」ということ。

ホルモンバランスの崩壊

「出産したら、奥さんがこわくなるよ」

夫は、職場の先輩パパたちからこう脅されているようです。

夫側も恐怖かもしれませんが、こちらだって恐怖です。

ホルモンバランスの乱れは、自分ではどうすることもできないのですから。

  • イライラして夫にひどいことを言ってしまったらどうしよう

  • 夫のことを嫌いになってしまったらどうしよう

  • 夫の匂いを受け付けられなくなったらどうしよう

わたしだって不安なんだ!とわかっていて欲しい。

そして、もう先に謝っておく。

「怒らないように、ひどいことを言わないように気をつけるけど、自分でもどうなるかわからない。そのときはごめんなさい」

「産後1年間は許してほしい。本当のわたしじゃないと思っていて欲しい」

「産後怒りん坊になったとしたら、それはわたしが怒っているんじゃない、ホルモンのせいなんだよ」と一生懸命説明して、あとは耐えてもらいましょう。

惜しみなく伝えよう

妊娠・出産は、女性しか経験できないこと。

産後のトラブルも含め、体の変化や痛み・メンタルの不調など、きちんと伝えなければ男性にはわからないことだらけです。

リアルタイムで自分の状態を説明することも大事だし、事前にわかっていることをしっかり説明しておくことも大事だと思っています。

お互いが大切な存在だから結婚したのです。出産を期に夫婦関係が悪化なんてことになりたくない。

むしろ、子育てによってより絆を深めて、最強&最高のパートナーになりたいのです。

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