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じてんしゃで、どこまでも

塩田ドキュメンタリーの二本目です。塩田ドキュメンタリーってタイトルにつけるのやめます。すごいなげえ。なげー。

突然だが、自転車とか言う最強の移動手段を知っているだろうか。免許もいらないし、ただただ、ペダルを踏んで、また踏んで、という円環的な作業をすることによって爆速で道路を走り抜けることができるし、
遠距離移動も可能である。30kmぐらいなら休まず行けば普通に一日で完結できる。ママチャリでもやべえやつなら時速20kmぐらいは出るらしい。知らんけど。

中学校時代の友達がチャリを爆速で漕ぐやつだった。ベージュなのか黄色なのかよくわからんママチャリにまたがって、ギアを最大の6に回して、車すら追い越していくレベルで速い奴がいた。
まあそいつが異常過ぎた。出発地点から55kmくらいの距離をママチャリで行くようなバカヤロウだった。

中学で授業が終わって帰るとき、私はたまにそいつと一緒に爆速でチャリを漕ぎながら帰っていた。本当に苦行だった。腹が痛くなるし足もキツい。マジで頭おかしい。あれを毎日やってたチャリ爆速漕ぎ野郎の気が知れない。
ちなみにそいつは科学部だった。なんで運動部じゃないんだよ。

でも自転車に乗るのは今でも大好きだ。
ふとした瞬間、街で聞こえるような、木々が揺れる音だとか、車の音、電車が通り過ぎてゆくに耳を澄ませながら、ゆる~くペダルを漕いでいく。
で、たまに爆速で走ったり、30kmくらい離れたところに遠征する。
公共交通機関に課金しないでその距離を走るのは結構な苦行である。でも楽しい。安全運転をすることに努めつつ、ぱっと横の景色を眺めてみる。電車だと目まぐるしく移り変わってしまうような景色を、ゆっくりと咀嚼しながら楽しむことができる。

それだと散歩でも楽しめるだろ、って意見もあるかもしれない。でも自転車のほうが楽しい。近くまで歩いていくのはもちろん好きだが、遠くになると散歩のみで移動するのは難しい。電車などの公共交通機関に課金する必要性が出てくるかもしれない。
でも自転車はそれを解決してくれる。県内で30km以内であれば一日のうちに完結できるくらいのスピードは出る。

暇で仕方なくて、時間を持て余しているときに、自転車を持ち出して、そよ風、たまに、うざったい向かい風なんかに吹かれながら、遠くまで行ってみるのはどうだろうか。

たとえば浜辺とかそういうところに。


ああ、今日はやけに筆がのる。


2024/06/01

塩田1960



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