【TRPG】判定技能は……『笑顔』です。【ビギニングアイドル】


突然だが、アイドルは好きだろうか。
わたしは高校時代、一瞬だけジャニーズに熱を上げた。
金銭感覚がブチ壊れる程入れ込んだことはないが、それでもCDを買ったりグッズを買ったりしたものだ。
推しのアイドルは現在こぞってアラフォーなのだが、上がり続けるテレビの解像度に対しても、全く衰えないのだ。アイドルって、こわいな。

アイドルという存在は世の常にある。現代において、現実だけの話ではない。
ゲームや漫画、アニメなども、アイドルを題材にした作品は多い。
「アイドルマスター」や「アイカツ!」や「プリパラ」、「あんさんぶるスターズ!」など。男女問わず、アイドルものは人気だ。

様々な過去を持つ魅力的なキャラクターたちが、「アイドル」というひとつの目標を目指す中で見える葛藤や苦悩、絆などの人間模様をうかがう、そして「アイドル」として輝いていく……そんな姿を追い続けることができる。そこが魅力なのではないかと思う。

アイドルになりたい、と思ったことはあるだろうか。
幼少期、憧れたことがあった人。そんなことは全く思ったことがないけれど、アイドルは好きだという人。ずっと追い続けている「推し」がいる人。ソシャゲで推しのアイドルがいる人。あなたたちは、さまざまなアイドルのドラマを見てきた人だ。

そんな「アイドルあるある」を知る人間に刺さるであろうTRPG、冒険企画局制作の『駆け出しアイドルRPG ビギニングアイドル』を紹介しよう。

「ビギニングアイドル」、通称「ビギドル」は名の通り、PC(プレイキャラクター)が駆け出しのアイドルになり、トップアイドルを目指すTRPGだ。
GM(ゲームマスター。ゲームの進行役を務める人)は、ビギニングアイドルのシステムではP(プロデューサー)となり、アイドルをプロデュースする立場となる。
Pとアイドルたちは、セッションの中で仕事をこなしてファンを増やし、ライブを成功させるために協力し、奮闘するのだ。

ルールブックは男女用で分かれている。
女性アイドル用は「チャレンジガールズ」、男性アイドル用は「ロードトゥプリンス」とある。併用して、男女混合ユニットを作ることも可能だ。
セッションの進め方は、PCが一人ずつメインシーンを担当するターン制となり全てのPCが行動を終了すると、次のサイクルに入るのだ。

ソシャゲのアイドル育成ゲームをやったことがある人間ならば、ルールブックを読めば即座に雰囲気を掴むことができるだろう。

「ビギニングアイドル」は、わたしが最も好きなTRPGのひとつだ。
PL(プレイヤー)としての参加はもちろんだが、わたしはGM、というか進行役を務めることが極めて苦手な人間だが、それを押してでも、卓をやりたいという程には好きだ。

判定方法も簡単で、判定やその結果について考察して、ストーリーを産み出していく、そのライブ感が何より好きだ。

殆どは複数のPLが参加し、アイドルユニットを組みともにトップアイドルを目指していくので、協力型のゲームとなる。ビギドルのクライマックスは「ライブフェイズ」にあたると思うのだが、その時PCのメンタルがゴリゴリに削れるPP(プレッシャーポイント)が発生する。そのプレッシャーに打ち勝ち、ライブの成功に導いていく。
Pになると、本当にアイドルたちに成長していってほしいし、ライブを楽しんでほしいと願うようになる。

TRPGの多くは、ダイスの出目に左右されてドラマが生まれる。

ビギニングアイドルは、駆け出しのアイドル候補から始まり、仲間と協力してアイドルとして、ひとりのキャラクターとして成長していく過程を楽しむことができる。

そして判定技能の一つに、「笑顔」が入っているのは本当に、ニクいなあ! と思う。

だって言いたいからね、「「笑顔」です」ってスカウト、したいもん。
そう、アイドル作品あるあるやオマージュ、パロディを差し込んだり、ファンのような声援をRPしてみたりと、楽しみかたも演出もそれぞれだ。

「駆け出しアイドルRPG ビギニングアイドル」で、
あなただけの個性豊かなアイドルたちを、ぜひ生み出してみてほしい。

ビギニングアイドルの情報はこちら🔻
http://www.bouken.jp/pd/bg/

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