【小説】リキッド

リキッド


 隣の住人は喫煙者だ。
 夜に漂う煙が流れて、わたしの部屋の窓を叩く前に消える。
 惰性で流すバラエティ番組の笑い声を聞きながら、ぼんやりとその様子を見ていた。
 生ぬるい春の夜だ。狭い部屋に酔いつぶれる友人たちを横目に、わたしは髪を整える。買ったばかりのアイコスを摑み、ベランダに向かう。夜風に当たりたいと思っただけだ。
 顔を覗かせて、隣人と顔を合わせる。清潔な、マッシュルームカットとも思う脱色した髪とよくあった、透き通るような、整った顔立ち。男性的な骨格をした指に挟まれた煙草から、白い糸が霧散している。どうも、と小動物のような笑みを浮かべ、彼は笑った。
 わたしは、さもいたのか、というような顔を作って、会釈をした。
 彼がこのアパートにやってきたのは、数週間前くらいだった。
 日笠という苗字だけ、表札で知っていた。それ以外は、時々こうして、ベランダで顔を合わせることがあるというだけだ。
 煙草を吸ってみたい、と思ったのは、彼の綺麗な横顔に不釣り合いな煙草をふかす様子が、あまりにも魅力的に見えたからだ。
「だいぶ暖かいですね」
 彼は声をかけた。思ったよりもハスキーな声に驚きつつ、別の意味でも驚いた。普段はこうして、話しかけてくることなどない。
「そうですね」
 どう言葉を続ければ、会話は続くのだろう。もともと、交流を広げるのは苦手だ。ほぼメイクの取れた顔を見られたくはない。目線も合わせることも、出来ないでいた。
「アイコスってどうですか?」
 煙草の先を手すりで潰しながら彼は尋ねた。薄暗い中なのに、淡い髪色は仄かに光って見える。
「いや、ええと、灰が出なくていいです」
「灰が」
 彼はくっと顔を歪めて笑った。随分と男っぽい笑顔で、動揺してしまった。
「いいな。僕もそうしようかな」
 煙を吐いて、手すりによりかかった。幼いようにも見える端正な顔立ちで、眠たそうに垂れ目を下げた。
「今日は飲み会ですか? 随分楽しそうでしたけど」
 聞こえていたのか。思わず頬が熱くなった。
 しょうがない、防音をしてあるとはいえアパートだ。
「友人と久々に週末前に休みが重なったので、宅飲みしようって話になって」
 職種もバラバラになった大学の友人が、こう奇跡的に集まれることもあって、声にセーブをかけなかったかもしれない。
「うるさくしてすみません」
「あ、いや全然。楽しそうだなーって」
 長い指をひらひらと振る。まっすぐに伸びてきれいな手だ。
「えっと――」
 彼は手のひらをわたしに向けた。
「あ、椎名、です」
 下の名前までいるだろうか、と一瞬考えた。彼はしいなさん、と繰り返し、また煙草を吸った。つられるようにアイコスを口に持っていき、慣れない煙を吸って吐き出す。重さを持ってほどけていく煙を見つめ、咳きこむのを喉で抑える。
 名前を聞かれたのだから、多少は世間話をする仲になるべきだろうか。近所付き合いというものはほとほとよくわからない。けれど、彼とは、仲良くなりたい。
「あの、日笠さんは」
「ん?」
 彼は少し間を置いて、あ、といって目を見開いた。
「僕ね、日笠じゃないんです」
 え、と声を上げると、彼は少し眉を下げた。浮き上がる涙袋をぼんやりと見つめ、わたしは再び「え」と、口に出ていた。
「日笠は彼女の苗字。僕は、松見幾。松を見る、あの、近畿地方のき、みたいな漢字で、いくです」
 彼は笑って、宙に文字を書いた。
 彼女。そうか、彼女。
 いないわけはないか。
 くらりとするのは、煙草の煙のせい。すう、とアイコスを深く吸い、春の生ぬるい空気に溶かした。
 妙にショックを受けた自分に、久々に羞恥心が生まれた。アイコスを握りしめ、ぎこちなく笑いへえ、と口にした。
「じゃあ、同棲されているんですね」
「うーん、まあ、そうですね」
 唇に煙草を持っていき、彼は視線を逸らし笑った。
 わたしにはほぼ、確信めいたものがあった。
 わたしがすきになる人は、ろくでもない人間ばかりだ。

 松見くんは年下だった。
 その事実は、彼の苗字を知ったあとの数日間で交わした会話の中で知った。
 彼は自由で、雲のような人だった。
 いつもことあるごとにベランダで煙草を吸い、煙たい空気を飛ばしてくる。風に乗ってきた苦い香りが洗濯物につき、洗剤の香りと混じる。
 彼の吸う煙草はいつも種類が決まっている訳ではないが、だいたいはマルボロだったり、メビウスだったりする。箱の柄を見れば、大体わかるようになってしまった。
 わたしも吸うのだから、服はいつも、苦い香りを纏う。彼の煙草のにおい。わたしのリキッドのにおい。混じりあっているその感覚に、目を閉じる。
 煙のようにすぐには消えない。そこにいるのに摑めない、だから、雲のような人。
 漂う煙を目にし、彼はまたベランダにいるのだと思い、外に出た。
 真昼の光に透けるような横顔がこちらを向いた。今日は、細い型の煙草を指に挟んでいた。
「あれ、お休みですか?」
 松見くんは首を傾げ、ふっと涙袋を持ち上げた。
「有給消化です」
 平日に休んだところで、部屋の片づけ程度しかすることはない。多分、彼の生活よりも無味だろう。
「松見くんは」
 尋ねると彼は、煙草を挟んだ方の手で頬杖をついて、こちらを見つめた。髪に焦げがつかないかと見ていると、彼は器用に指をずらし、煙草を口に運んだ。
「夕方からなので」
 松見くんは、インディーズのバンドのベースをしていて、またライブハウスのスタッフをしているらしい。
 実質フリーターだが、予想していたよりもまともだと思ったし、予想した通りのことをしているな、と思った。
 わたしがそんなことを思っているのも、多分彼は見透かしている。だから彼は、わたしを少し見下した目で見る。
「海子さんも見に来る?」
 彼は私の下の名前を知ってから、即座にそう呼ぶようになった。こういう男は好きではないが、嫌だ、と思わせない魅力がある。多分、こういうところがわたしは駄目なのだ。
「うーん」
 うなってはみるものの、乗り気ではなかった。
 彼と居る時間が増えれば、それだけわたしは彼に侵食されてしまう。
「今日はレイトショーに行こうと思ってたからなあ」
 完全に嘘だが、長時間拘束される映画なら、時間は微妙に噛みあわないだろうし、口実としてはいいだろう。
「じゃあ、俺も行こうかな」
「え?」
 彼の方を向くと、煙草をすり潰して、に、と笑った。
「デートしようよ海子さん」
 無意識に息を飲んでしまった。
 目が泳ぐのを悟られないように目を逸らし、手すりに手をかけた。
「彼女さんに怒られますよ」
「デートはデートでも、友達として。デートは彼女とするだけの時代じゃないよ」
 松見くんは手すりに体重をかけ、ベランダの端に寄りわたしの顔を覗きこもうとした。長い睫毛に囲まれた、琥珀のような瞳が見えた。
「仕事は」
「どうせ今日はもぎりだから。すぐ終わるって。抜けてもヘーキ」
 涙袋を歪ませ、彼は微笑んだ。煙草の残り香が鼻を掠める。胸がジワリと騒いだ。
「ね、行こうよ海子さん。どんな映画でもいいからさ」
 松見くんはぐいと身体を乗り出し、わたしに顔を近づけた。

 夕方の雑踏は温かな風を巻き上げながら、互いを避けて進む有象無象に溢れている。
 観たい映画があった訳でもない。少し後ろをついてくる松見くんに視線を向けると、にこりと笑って顔を傾けた。
「松見くんは普段、どういうの見るの」
 彼と趣味があわなかったら、無理につきあわせるのも悪い。わたしが声をかけると、松見くんは大股で近づき、隣に並んだ。
「僕は何でも。つきあうばっかりだから」
「観たいのはないの?」
「海子さんが観たいのでいいよ」
「でも」
 デートなんでしょ。
 喉に出かかった言葉を押しとどめ、彼の笑みを見つめ返した。
 軽薄。
 松見くんの笑みは、慈愛の上っ面をしていて、わたしへの感情は、愛情は、なにもない。和紙で作った紙風船みたいに、とうめいで、綺麗で、空虚だ。
 だから、優しい。
 だから、彼は清潔なのだ。
 松見くんは、押し黙るわたしの横で街に視線を流していた。いつも手すりに身体を預けている彼は、ほんとうは背が高い。
 彼はきっと、わたしが恋愛映画を選ぶと思っている。偏見のような自意識に、耳のまわりが熱くなる。
 映画館の入り口に立ち、まばらに吸い込まれていく人の間に立ち尽くした。
 看板を見上げ、現在上映しているポスターを眺めた。
「松見くん、ジェットコースター好き?」
 わたしが振り返ると、松見くんはきょとんと眼を丸くした。

 映画が終わると、夜に沈んだ街はすっかり繁華街の色になっていた。
 映画館を出る時、松見くんはずっと声を上げて笑っていた。喉の奥で咳きこむように抑えて、目尻にうっすら浮いた涙を拭っていた。
「4DXでなんて初めて観たよ」
「わたしも」
 わたしは少し乱れた前髪を整えて、つられて笑った。
 現在公開している、ハリウッドのアクションもので、火の粉や水しぶき、揺れなど映画を体感できる4DX版を選んだ。
 昔乗った遊園地のアトラクションのようで、落ち着いて観る映画とはまた違うものだと思った。
「海子さん、こういうの好きなんだ」
「好きっていうか。せっかく体感するなら、誰か巻き添えにしたかったの」
「巻き添えって」
 涙袋を膨らませ、松見くんは眉を下げた。手を伸ばしたと思うと、わたしの髪にそっと触れた。
「ぼさぼさになってる」
 彼は笑い声混じりの掠れた声でそういって、わたしの頭を撫でた。地肌に触れられると、急に熱くなり、と汗腺が開いたように妙な汗が浮かんだ。
「あ、ありがとう」
 裏返りそうになる声を抑え、亀のように首を縮めた。年下の男に、しかも恋人のいる人間に、ここまで委縮してしまうのは、更に恥ずかしいような気がした。
 友人はここまで触れあうものだろうか。同性ならばいくらでも経験がある。男性の友人、といっても、会社の同僚くらいだけれど、それでもこんなふうにされたら、わたしは二度と口を利かない。
 松見くんは毛先をまで指を滑らせて笑った。
「すぐ整うね。綺麗な髪」
 楽器を弾くひと独特のマメが、彼の指にもあった。潰れて、乾燥して、ひび割れている。長くほっそりとしたきれいな手に残る、そういう痕だ。
 松見くんは、この手で彼女に触れるのだ。
「彼女さんに怒られますよ」
「友達のスキンシップだよ」
 松見くんは、そういってわたしの肩を叩いた。
 香水に混じり、彼の吸う煙草のにおいがした。鼻腔に漂うと、心に隙間が無理やり開けられるような、感覚に陥る。
 ネオンに透けるような彼の背中が遠のいて、わたしは、足取りが遅くなっていることに気がついた。

 口の中に広がる味にも、だいぶ慣れた。アイコスの熱を唇で感じながら、ベランダで白い煙を吐いた。
 早朝に目を覚ましてしまい、少し肌寒いなかに煙が揺らぐ。
 隣のベランダのガラス戸を開けて、ゆらりと細い人影が顔を出した。
 松見くんかと思い顔を向け、思わずぎくりとして、アイコスを握る手に力が入った。
 薄いラベンダーのキャミソールと部屋着のショートパンツを着た女性が、ミントアッシュのショートボブから、黒目がちの瞳を覗かせ、桃色の小さな唇をぷつんと開いた。
 彼女は、なにかを言う訳でもなく、不愛想にお辞儀をして、洗濯物を取りこんでいった。
 どうも、とぽつりと、わたしも呟けたかわからないうちに、彼女は――「日笠さん」は、部屋に引っこんでいった。
 心拍が不安定に高まり、詰まっていた息を吐いた。意味もなくアイコスを咥え、苦い煙を浅い息で出し、小さく咳きこんだ。
 初めて家主である「日笠さん」を見た。大人っぽいが、彼女もまた、松見くんと同じくらいの年齢だ。
 無意識に身を乗り出し、ガラス戸から覗きこもうとしていたことに気がつき、手すりから身体を引いた。
 松見くんは、彼女とどんな生活をしているんだろう。同じような間取りで、彼女の決めたレイアウトの部屋に住んでいるのだろうか。それとも、彼の私物に侵食されている、彼女もそんなタイプなのだろうか。
 無意識に口に運んだアイコスを吸う。唇を離すと、香ばしいリキッドが煙になって放たれる。初めて吸った時の動悸と変わらないくらい、心臓が速くなっていた。
 隣の家の年下のカップルを、羨ましく思うだけだ、と、そう思いたいのに。
 松見くんとだけ、出会いたかった。
 思春期のような感傷が押し寄せる。深く吸い過ぎて、白い煙を咽ながら吐く。リキッドだけれど、目に染みて、わたしの視界は少し滲んだ。
 その日、帰宅しても、松見くんの姿は見なかった。

 松見くんが姿を見せたのは、二日後の夜だった。
 ベランダでいつものように煙草をふかしていたが、その銘柄は細いもので、いつも吸っているものとは違う。
「新しい煙草?」
 横に並んで、ぎょっとした。薄明かりに浮かぶ彼の白い肌に、赤い痣が大きく、いくつも出来ていた。特に頬と、少し影になっているが、首元にも痕がある。
「彼女がうるさくて、ちょっと軽くしたんです」
 わたしが固まって何も言えないでいると、彼はそう肩をすくめて笑った。体中の傷など、わたしの幻覚かと思うくらい、気にしないで。
「どうした、の」
 聞いていいものかわからない。アイコスを胸の前で握り、彼の張りついた笑みを覗きこんだ。
「……ちょっとした、痴話喧嘩?」
 彼は苦笑して、細い煙草を咥えた。その腕にも、赤黒い痣が見える。
「けっこうキレやすいっていうか、感情が豊かなんだよね」
 松見くんはようやく痛い、というように顔を歪めた。
 感情が豊か。わたしが見た彼女は、どちらかというと不愛想だった。外に見せる顔とは違う一面が、彼には向けられている。そんな大きな怪我をするほどの喧嘩なら、わたしがいるときなら聞こえてもおかしくはない。けれど、わたしが在宅の時は聞こえなかった。その時間ではないのだろう。
「痛い、でしょう」
「まあね。でも、慣れてるよ」
「つきあって、長いの」
「そこそこ?」
 わたしは少し、彼に歩み寄った。思わず頬の痣に手を伸ばし、表面をなぞる。少しざらついていて、力をこめると、彼は顔を歪ませた。
「ごめんなさい」
「全然ヘイキ」
 彼はそう言って、胸の前にあるわたしの手を取った。ぎこちなく力の入ったわたしの指をほどき、手の中のアイコスを奪った。
「少し甘いにおいだね」
 微かな煙を嗅ぎ、笑みを浮かべて唇に咥えた。ふ、と押し出す煙が、夜に溶ける。甘い香り。煙草を吸って知ったけれど、副流煙のほうが、においはずっと強い。彼の吐息が、煙が、鼻腔を掠めていく。細めた目が、わたしの顔をちらりと見た。
「そっちにいってもいい?」
 月が、青白い照明が、彼の姿を照らす。ひゅ、と渇いた喉が鳴った。
「彼女さん、は」
「今日はいない」
 夜風が柔らかい葉を撫でていく。彼の透き通る髪を揺らした。赤黒い痣が、松見くんをより透明に見せる。宝石のように冷たくて、その赤い色ばかりが、彼を生きているように思わせる。
 夢を見ているのだ。
 わたしは、無意識に頷いていた。目線の先に、アイコスが差し出される。顔を上げると、彼は手すりから身を乗り出していた。
「少し離れて」
 わたしが離れると、彼はこちらのベランダに飛び移る。はいていたスリッパが脱げて、地面に落ちていく。松見くんは着地でよろけて、わたしの方にしなだれかかった。松見くんの体温。メンソールと煙の香り、弦を握る、固い指先。意外と大きな手。凝縮されて、わたしにのしかかる。
「大丈夫?」
 わたしの顔を覗きこみ、彼は笑ってそう尋ねた。わたしは今、どんな顔をしているのだろう。耳まで熱くなるのを感じて、今すぐ顔をそらしたいのに、松見くんから目を離せない。
 彼の痣に目がいき、はっとした。
「手当……しよう」
 彼の身体を離し、ガラス戸を開けた。彼の白い手を引いて、招き入れる。
 部屋の明かりを点け、散らばっている充電器や資料を退けた。
 掃除をしておけばよかった、と思いつつ、彼をベッドに座らせる。松見くんはなぜかにこにことして、わたしのぎこちない動向を見ていた。
「海子さん」
 棚から救急セットを引っ張り出すわたしに、彼は後ろから声をかけた。なんとなく顔が見れなくて、曖昧に返事をしながら、救急箱の中を見る。
「僕、彼女のこと本当に好きなんだ」
 彼の声が柔らかく響く。わたしはなおさら、振り向けなくなっていた。とっくに、中身は確認し終えたのに。
「でも、しんどくなるんだ。こういうときとか、彼女と離れた時とかに、彼女がいなかったら、なんて考えちゃう時もあって」
「……どうして、喧嘩、したんですか」
 喧嘩、というよりも、これはDVだ。ほどんど一方的なものだろう。わたしは、そう確信していた。
 わたしの問いに、しばらく彼は答えなかった。
「浮気、疑われて」
「――わたしと、出かけたからですか?」
「よくあることなんだけどね。僕が、ちょっかいかけるからだし」
「だからって……」
 それはやりすぎだ、と、言い切ることが出来なかった。彼女の気持ちも、わからなくはない。彼のことが本当にすきなのだ。
 救急箱を抱えて、彼の足元に座った。首の赤い痣は、くっきりと指の形になっている。
 松見くんはわたしを見おろして、その色素の薄い目を向けていた。
「わたしは」
 彼の指に触れる。幼児のように、白い指を握り、彼の顔を見あげた。
「海子さん、いいの。こんなに触れちゃって」
 彼は自嘲的に笑う。
「友達の、スキンシップ、なので」
 わたしは、友達。瞳がかちあうと、月の裏のように影のかかる彼の瞳が、少しだけ揺れた。
 指先が熱を持つ。徐々に指が絡まりながら、彼の傾けた顔が、近づく。
 唇の隙間から、リキッドの甘さが香った。

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