揺らぎ。
東京から長野に移住して、満員電車とも人混みとも無縁になった。
物理的なストレスが大幅に削減された。
初めは新生活に必要なものを集めたり、バタバタしつつも非日常にワクワクしてた。
そんな非日常が日常になった今、お金のこと、将来のこと、色々と現実的な部分が見えてきた分、不安も増えたような気がする。
わたしはどこに向かいたいのか、大切にしたい価値観は何なのか、その辺りが漠然としていて、同じ感性の人たちが何をしてるか調べたりする時間も増えた。
モデルケースだったり傾向は掴めるけど答えはGoogleにもXにもnoteにもない。
自分の中にある。
25年間、両親がうまくいかなくて別居したり、部活でも社会の理不尽に触れたり、当時はなんでわたしばかりって思ってた。
今となっては全て自分のためになったと思えるし、その経験があったからこそ優しくなれた。人の痛みにも気付けるようになった。
社会の荒波に弱いのが生まれつきなのか後天的に備わったのかわからないけど、感受性が豊かだと認識できた。
自分のことわかってあげられるのも、守れるのも自分しかいないと理解してるから自分と向き合う時間をたくさん取るようにしてる。
25年を振り返ると悩んでる時間の方が多いと思う。苦しいけどそれだけ人生に本気なんだと思う。
日々の気持ちの揺らぎに疲れてしまうこともあるけどそれに気付けるようになったのも、こうして発信できるようになったのも成長だと思う。
そんな自分が思い悩んだ時に頭を空っぽにできるそんな空間が欲しい。
話したい時には話聞いてくれる人がいて、本読みたい時は静かに寄り添ってくれるようなそんな暖かい場所を作りたい。
そんなイメージだけ漠然と浮かんできてる。
無理に具体的にしようとすると心と頭のスピード感がずれてバランス崩れるから一旦自分の落ち着くペースを作ろうと思う。
暖かい春の日差しと香りに心がホッとした1日だった。
取り扱いがすごく難しいけど、この感性を大事にしていきたい。
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