見出し画像

【近況報告】旅のおわりは突然に②


ー前回のつづきー


ー暴走バモスー


レッドブルを注入した夫は車を走らせた。

気合い充分!

実家までは8時間くらいかかるから
わたし的には中間地点で1泊するのが妥当かな〜と思ったのに、この男、ちっとも休んでくれない。
※ちなみにわたしはペーパードライバーなので運転できない※

そういえばタイでもバンコクからチェンマイまでの約700KM、休まず運転してしまったことがあった。

全然休憩せず爆走し続ける夫のケータイのGPS情報を見て母も心配して電話をしてきた。
※この旅の間、夫はわたしの両親と居場所を常時共有していた。浮気管理アプリみたいなやつで。※

「ティンくーん、ダメダメ〜、やすみやすみ帰りなさーい!」
と母も呼びかけてくれたんだけど、
夫は近くのサービスエリアでさくっとトイレ休憩を挟み
「ヨシ!休憩したからお母サンも安心シタネ!」
とまた爆走を再開してしまった。

爆走バモス
なぜそう無茶をするのか

ー止まらないバモスー

うちは愛媛に入ってからもめちゃくちゃ遠いので、

「せめて愛媛に入ってすぐの石槌サービスエリアに泊まろう!温泉もあるし!!」と猛プレゼンしたんだけど相手にされず…

ここ↓モンベルも温泉もあっていいとこなのに!

「わかったわかった!キョウは道の駅に泊まろうネ☆」と言いだしたのでやっとわかってくれたのかと思ったら
「道の駅、MICに泊まりまショ〜」と実家から3分の道の駅の名前を出して来たり…

ここ↓魚が安いのよ

もうこのジョークをかまされた時に悟った。
コイツぜったい今夜帰るつもりなんだと。

夜の高速道路
四国へ渡るところ。多分


ーおもひでポロポロー

8時間のドライブ中、
のどが枯れるくらい歌ったり、
この旅の楽しかったことや
大変だったことを語ったりした。

あとケンカしたことも改めて振り返って、お互い謝ったり…

この旅で、夫がいなければ一生行かなかったであろう色んな場所に行った。

富士スピードウェイの観客席
わたしなら行かない場所代表。富士スピードウェイ

夫だってわたしがいなかったら日本をハコバンで旅するような人生ではなかっただろう。

後部座席でコーヒーを淹れる
車中泊で料理はしないけどコーヒーは淹れてた

豪華でも順調でもない、旅行雑誌とは全然ちがう、わたしたちオリジナルの旅。

記憶が薄れてしまう前にnoteにも残せたらいいな。

静岡の砂丘で撮ったセルフィー
静岡の砂丘


ホッコリ仲良くいい感じで旅を締めくくろうとしていたところ

愛媛入ってから一部高速が夜間通行止めで、指示が日本語でし書かれてないのにわたしの動体視力がポンコツで迷ってしまい、また我々のムードはしばし殺伐とした。

ーただいまー

家についたのは深夜12時近くだったけど両親は起きて待っていてくれた。

お風呂もためてくれてた。
あったかい布団も用意してくれてた。

勝手に無茶をしておいて
疲れたよ〜!眠いよ〜!オカーサーン!と甘えるわたしたちはいい歳して家出からもどったこどもみたいだった。

また次の旅に出るまで、しばらくこのこどもごっこをぬくぬく堪能することにする。

芋の入った荷車と実家のネコ
実家の芋。

でわ!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?