【忘れられない旅】EP1:海外住みたいだけのやつの留学のススメ
気づくのがおそすぎた、やりたい旅のスタイル
20代後半の頃。
さいごにもう1回、外国に行ってみることにした。
なぜ「さいご」なのかというと、わたしはこのころ地方都市から地元へのUターンを考えており、そのあとはもう海外旅行にひょいっと行くような人間ではなくなると悟っていたからだ。
18からその街に住んで、20ではじめて海外旅行に行って、そのあともいろいろ行った。
でもいつも人まかせ、かつガイドブックの答え合わせのようなスケジュールをこなして帰ってきちゃって、なーんかちがうんだよなー、、と思っていた。
言葉にすると恥ずかしいけど、わたしが真にあこがれていたのはアナザースカイ的なやつだったのだ。
やっとそれに気づいた。
だから、さいごの外国はひとりで行きたかった。
そして旅行じゃなくて、生活をしてみたかった。
ないならば、ムリヤリつくろうアナザースカイ
さて外国に住んでみたいけど、わたしには住む理由がない。
ただ無計画に外国に渡航しひととき1ヶ所に滞在してみた場合、無言でホテルとコンビニと公園なんかを徘徊するだけのWALKERとなるのが関の山。
そこで閃いたのが「てきとうな習い事で留学をする」という方法である。
これなら海外にコネもルーツもない、語学力もない、本格的に何かを学んだり働いたりする気概もない、田舎に帰る前の思い出作りがしたいだけのフリーターのわたしでもそれっぽい充実した海外生活を体験できるはずだ。
コストだって1ヵ月程度であれば法外な金額ではないはずだ。
これでアナザースカイのオファーが来ても大丈夫ナハズダ。
どこでもよかったけど
さっそく「プチ留学 趣味留学 短期留学 習い事留学 日本語OK」などのキーワードで調べてみると、出てくる出てくる。
我が目的は「海外生活」であるゆえに、「何を学ぶか」は二の次である。
パリでフラワーアレンジメント
NYでバリスタ
ハワイでフラダンス
イタリアで手の上でピザを回す
バリでヨガetc...
いろいろあった中で
・渡航費が安い
・1日2食➕アコモデーション込み
・日本語通訳あり
・まだ行ったことない国だから気になる(当時)
・当時タイマッサージを受けるのにハマっていた。
・なんかのどかな田舎そう(都会はこわかった)
などなどの理由から選ばれたのが
マッサージ留学in チェンマイ である。
そんなかんじで次回より、わたしのチェンマイ留学生活をお届けする。
あとがきといいわけ
noteで「忘れられない旅」というテーマが募集されて、これはぜひチェンマイの思い出を書きたいと思った。
しかし、いざ旅行記風に書こうとしてみると色々なことが思い出せない。
くやしいことに当時わたしは写真もあまり撮らず、SNSも真面目に更新せず、メモや日記もつけていなかった。
facebookの微かな痕跡によると、あれはもう12年も前のことらしい。
でも、食べた料理や行った場所の名前は思い出せなくても、あの旅で摂取した心の栄養が今でもずっと効いてる感がある。
そういう意味ではやっぱり一生忘れられない旅と言って大丈夫でしょう。
多分書いてたらいろいろ思い出せると思うのでつづけてみます!
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