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小学校の図書室に想いを馳せる

世はお盆だね

わたしは今日の日曜日しか休みがなくて、昨日まで6勤だったから昨日は鬼疲れて家に帰ってお風呂入って速攻眠ってしまった
18時くらいから寝てしまってて、24時に目覚めて夜中ちょっと起きてしまってた その後また寝た

あしたからもまた普通に仕事だから、とびっきりゆっくりしようと思いつつ朝5時過ぎからしっかり起きてて我ながら意味がわからない…

簡単なご飯を食べおわってのんびり本を読みながら過ごしてたらふと小学校の図書室が頭の片隅に出てきたのでなんとなくここに残しておく


小学生の頃から本を読むことが好きだった

わたしの通っていた小学校には、教室の前に廊下がなくて、学年ごとにワークルームというスペースが広がっていた そこにはピアノや本棚が置いてあって、学年向けの本がたくさん置いてあった

そこにある本は、町の図書館から借りてきたもので、定期的に入れ替えられていた気がする
大抵はみんなワークルームにある本を借りて過ごしていた

学校の図書室は建物最上階の4階にあった

なぜだかわからないけれど、児童が勝手に図書室に入ることは禁止されていて、いつも鍵がかかっていた

担任の先生が、クラス全員を引き連れて4階へ向かい鍵を開ける 

“借りたい本を一冊だけ選んで教室へ戻るように”

そんな指示のもと、みんな好きなように一冊だけ選び、自分の名前の書かれたプラスチックの三角の置物(代本版というらしい…)を取り出した本の位置に置いて教室へ戻ってた

わたしはその図書室が大好きだった

なぜ好きなのかというと、まずは匂い 
図書室に入ると独特な匂いがした まだ憶えている 古臭くて少し黴っぽい、古い本がたくさん並ぶ部屋だからこその匂いだったのかな

たまにしか行けない、先生の許可がないと入れないという特別感と非日常感も好きだった
大好きな本が並ぶ図書室、古い木の机、教室やワークルームにはない、ぴったりと敷き詰められた絨毯と靴下であがる開放感

そして、いまでも一番記憶に残ってて、一番好きだったのは、図書室中央の天井がドーム型の丸いかたちにくり抜かれてたこと 

本当かわからないけれど、そこでは昔プラネタリウムの上映がされてたとかされてないとか でもそんな感じの名残があって、なんだかわくわくしたのを今でも思い出せる 他の教室には絶対にない、図書室だけの特権 丸い天井

でも残念ながら、わたしが小学5年生頃に図書室は一階の別の部屋へ移されることとなった
本を運ぶの手伝ったっけな、どうだっけ

新たに一階になった図書室は、児童がいつでも入れるようになった
そこは新しい部屋の匂いがして、もう4階の古臭い匂いはしなかった

あの4階の図書室がいつまで経っても好きだった けれど図書室が移動してからは一度も足を踏み入れていない

いつまでも思い出すことができる 
わたしにとって小学校の図書室は4階にある天井が丸いあの部屋

今となっては夢か現か、あやふやなくらい儚くてふわっと消えてしまいそうな記憶だけど、きっといつまでもわたしの中に残り続ける気がするし、残り続けてほしい

また行きたいなぁ、図書室