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過去を後悔するわけでも、未来に怯えるわけでもない。今にフォーカスして感謝するための言葉『これでいいのだ』

いつも、すごい言葉だなぁと思っているのは
『バカボンのパパ』の『これでいいのだ』
というお馴染みのセリフ。

半世紀以上前に
『週刊少年マガジン』で連載が始まり、
過去に5回もアニメ化された
『天才バカボン』

バカボンという名前は仏教用語の
『薄伽梵(ばぎゃぼん)』
に由来しているそうです。

作者の赤塚不二夫さんの家に
居候して芸能界にデビューした、
ある有名人がいます。
それはタレントのタモリ。

そんな縁もあって、
赤塚さんの葬儀の弔辞を
読んだのは彼でした。

その際に『これでいいのだ』
という言葉についても言及しています。


『あなたの考えはすべての出来事、
存在をあるがままに前向きに肯定し、
受け入れることです。
それによって人間は、
重苦しい陰の世界から解放され、
軽やかになり、また、
時間は前後関係を断ち放たれて、
その時、その場が
異様に明るく感じられます。
この考えをあなたは見事に一言
で言い表しています。
すなわち『これでいいのだ』と』


今のような変化が早い時代は
価値観や世の中のニーズなどが
簡単に大きく変わってしまう事が多い。
だからこそ、自分が
積み上げてきたモノの
価値が下がってしまったり、
信じていた事が
信じられなくなったりもする。


『これまでの人生は何だったんだろう』
『これからの人生はどうなるんだろう』


と過去と未来のはさみうちに
合いやすい状況なんだと思います。


だからこそ、時には
『過去』でも『未来』でもなく、
今、自分が存在する
『現在』に意識をフォーカスして、
今、自分が存在すること、
目の前にある小さな事や
当たり前の事に感謝する時間が
重要なんだと思っています。


自信というのは
うまくいった経験ばかりで
身につくのではなくて、
むしろ、いろいろ失敗をしたけれど、
なんだかんだ何とかなっていて、
今もちゃんと息をして生きている。
そんなところこそが自信に
繋がっているような気がします。


あんな失敗もしたし、
こんな失敗もした。でも、
それをなんとか乗り越えられた。
今、考えてみると、よく、
あんな修羅場を
乗り越えられたなぁと思う。
それが今の自分を
支えているような気がします。


そんな自分にもっと
自信を持つためにも、
有効な言葉であり、
時には必要になる言葉。

『これでいいのだ』

過去を後悔するわけでも、
未来に怯えるわけでもない。
今にフォーカスして
今、存在している事に感謝する。
タモリさんが言うように、
それを見事に一言で
言い表した言葉なんだと思います。

『天才バカボン』が長年、
愛され続けている理由が
なんとなく分かるような気がします。

『これでいいのだ』

すごく深い言葉です。



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