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心の柔軟性とはポジティブな人ではなくすぐにニュートラルな状態に戻れる心

ネガティブな気持ちになった時、
人はなんとか自分を
ポジティブな思考に持っていこうと
努力しようとする。

そんな事、やらない方がいい。
そう思っています。

『ネガティブ』からいきなり
『ポジティブ』にもっていこうと
すること自体、ものすごく無理がある。

個人的にはまずはいったん、
自分の心を
『ニュートラル』に
持っていくことが大切
なんだと思っています。

本当に心が柔軟な人は
テンションが高い人でも
ポジティブな人でもない。

僕の中ではすぐに
『ニュートラル』に戻れる人です。
別の言い方をすると、
心の回復力、心の免疫力が高い人。

テンションが高いわけでも
落ち込んでいるわけでもない状態。

『快』でも『不快』でもない、
ある意味『感情がない状態』

大谷翔平選手がそれだと
思いませんか?

落ち込み過ぎない。
はしゃぎ過ぎない。
期待し過ぎない。
ちょっとした事に
一喜一憂しない。

大谷翔平選手は
ポジティブシンキングでは
ないと思っています。
大谷翔平選手は
ニュートラルシンキングです。

どんなに大金を手に入れても
豪邸に住んでも、
夢が叶ったとしても、
心の『快』の状態は
案外、長続きしないもの。

お酒を飲んだり、
美味しいスイーツを食べても、
どんなに楽しい旅行をしても
それはその時の
一瞬の『快』で終わる。

また、すぐに
現実に引き戻されます。

そのような『快』は
結局、一時的なモノです。

落ち込んでいるのに、
無理やりポジティブシンキングに
持っていこうとする考え方が
大きなひずみを
生んでいるように思います。
感情の振り幅が大きすぎると、
ものすごく心に負担がかかる。

本当に必要なのは

『いつでもニュートラルの
     状態に戻れる心』

なんだと思います

落ち込んだ時に
いきなりポジティブに
なる必要なんてない。

ポジティブでいなきゃいけない、
ネガティブな自分はダメな人間。

メンタル系の本を読み過ぎて、
そう思い込まされてしまって
いたように思います。

ネガティブから
いきなりポジティブに
なろうとすると、
ただ、苦しくなるだけです。

必要なのは、
ポジティブでもなく、
ネガティブでもない。
ニュートラルな状態になること。

落ち込み過ぎない。
はしゃぎ過ぎない。
期待し過ぎない。
ちょっとした事に
一喜一憂しない。

柔軟な心を手に入れるために
本当に必要なのは、
『ポジティブシンキング』
ではなくて、
『ニュートラルシンキング』
なんだと思います。

本当に目指すべきなのは
『ポジティブな人』ではなくて、
『すぐにニュートラルに戻れる人』
感情がない状態になれる人
なんだと思います。

心の柔軟性とは
ポジティブな人ではなくて、
すぐにニュートラルな
状態に戻れる心のことを
言うんだと思います。

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新里哲也|沖縄プロデューサー
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