技術ブログを支える技術 - エンジニアのための「愛されるブログ」の書き方と勘所
クリスマスの終わりと共に、毎年恒例のアドベントカレンダーが終わりましたね🪅
アドベントカレンダーに挑戦した方、本当におつかれさまでした!
「今年は書けなかったorz」な方、来年頑張ってみましょう!
なお私の今年のアドベントカレンダーですが、
・個人ブログ「Lean Baseball」で3本
・所属しているJX通信社のテックブログで1本
・上記4本いずれもはてなブログのホットエントリー入り
という個人的にはやったことなかった記録を達成しました。
フォローいただいたり数々のフィードバックを頂いたり大変感謝です、ありがとうございました🙇♂️
個人のブログもJX通信社のテックブログも主要指標がすごく上がってる&JX通信社ブログの方はインターン採用につながったりなど、「皆さんに愛されるブログ」になったんじゃないかなと思います。
ちなみに個人ブログは本年で通算120万アクセス突破, 読者数も先日750人を突破しました。
このエントリーでは「エンジニアに愛されるブログの作り方」ということで、
・私自身の技術的なライティングのコツ・ノウハウ
・テックブログを書くときに意識したい・注意したいポイント
を実例交えて紹介します。
上記の続編的なノリもあるので↑も読んでもらえると良いかもしれません。
なお、後半の「神は細部に宿る」のネタ(の一部)は「老舗うなぎ屋の秘伝のタレ」感ある濃いノウハウなので有料で提供という形を取らせていただきます🙇♂️
(が、全体の33.4%ぐらいが有料で残りは無料で読める感じです)
どうぞ最後までお付き合いください!
「定期的に書いて出す」「神は細部に宿る」 #重要なこと
書き方・コツ・ノウハウの話は手段でありHowな話なので後ほどちゃんと書くとして。
実はテックブログ(に限らずWebなライティング全般)の大切にすべきことって究極論で言っちゃうと
・「定期的に書いて出す」こと。月イチ、週イチ、四半期に一度でも何でもいいのでリズムを作る(空きすぎちゃダメ)。
・「神は細部に宿る」と常に心得ること。タイトル、書き始め、サムネイルetc...拘りを作り込むこと。
自分が常に念仏の様に唱えて注意しているのはたったこれだけです。
noteでも、はてなブログでも、Zennでも何でも、この基本はブレません。
(言うたらこの先の話はどのCMSだろうがサービスだろうが何ら関係はありません)
企画力・Webライティング・SEOはたしかに関係ありますが、これも意識しながら書き続ければ必ず力が付くものです。
(大抵の場合続かないので力が付かなくて終わるのです)
というわけでこの先は具体的な話をガンガン入れていきますね。
「定期的に書いて出す」ための書き方・勘所を3つ
1. 執筆するペースを作る・やりきる
これがメチャクチャ基本中の基本です。
個人ブログははじめた当初から、「月に一本必ず書いて公開する」ルールをずっと守っています。2016年11月から今月までずっとこのペースを守っていますし、達成できなかった2014年と2016年でさえ、本数的なペースだと月に一本以上キープしています。
なぜ毎月書くかと言うと、
・最大の理由は「何かしらブログを書けるだけの事を必ずやる」という動機づけ
・「アウトプットを出し、世間様のフィードバックを元に学習する」というサイクルをちゃんと回すためには定期的なアウトプットは必要。しばらく間が空いて過疎ると忘れ去られる
からです。「愛される(人気ある)ブログ」になったのは非常に嬉しいですが、個人的には割と結果論的にそうなった、ぐらいにしか見てなかったりします。
2. 気に入った・腹落ちしたCMS・サービスを使う
CMSやサービスは世の中の流行り廃りがある以上に個人の好みも大きく分かれると思います。
私の場合、
・技術ネタはmarkdownで書きたい
・コードスニペットが映えるモノがいい
・サムネイル設定は流石にやりたい
・Gistが使えるとなお最高!
的な理由で技術ブログは「はてなブログ」を使っています。
ただこれはあくまでも私の好みなので、別にQiitaでもWordPressでもnoteでも何でもいいと思います。
何が大事かと言うと、ご自身が気に入って書き続けられるCMS・サービスに出会うこと、出会うまで色々試してみること!かなと。
気に入ったやつがあればそれをガンガン使いましょう。
3. 徹底的にテンプレート化する
書き続けるために習慣をルール付ける、手に馴染むCMSにする。
まで行ったらあと一歩です、楽に書くためのオレオレテンプレを用意しましょう。
ちなみに自分の基本テンプレはこんな感じです(markdownです)。
# 書き始め
(あいさつと序文を少々)
# TL;DR
(いわゆる「要約」のこと。箇条書き3-5行で収める)
# もくじ
(各セクションへのリンク)
# 本文
(文量によって, h2・h3ぐらいまで使い分ける)
# まとめ・オチ
(ちゃんと落とす)
# 補足資料
(参考ブログ・書籍へのリンクほか)
これは好みもあると思いますし、人それぞれ書きやすいスタイルもあるのでそこでやるのもアリです。
もしテンプレらしいテンプレが無ければ↑を真似して使うでも全然良いかなと思います。
4. ネタに困ったら「好きなことをドヤって」書く
書き続けるにはネタが肝心ですよね。
ネタは何でもいいのですが、困ったら好きなことをドヤって書きましょう!
なぜそうすべきかは、こちらのエントリーで言及したので参考になればと思います。
今回あえて書き足すことがあるとするならば、
・誹謗中傷や倫理観などでアレな話でなければネタは何でもいい
・「誰でも知ってそうだし」と思うネタほど価値がある。それは自分の思い込みかもしれない&視点・着目点は人それぞれなので同じネタを違う人が書くのも立派なコンテンツ
・書き続ければネタは勝手に出てくるようになる
かな。参考になれば幸いです。
「神は細部に宿る」のポイントと気をつけること - Lv1
「神は細部に宿る」 is 🤔
これは技術ブログだけじゃなくてWebのコンテンツ全般に言えることですが、
愛されるコンテンツは「ラストワンマイルの磨き込み」で決まっています!
「磨き込み」の例ですが、
・要点が伝わるタイトル
・重要なところ・読んで欲しい所が明確で読みやすい
・意図が伝わるようなサムネイルだったり絵図がある
・主要な所に誤字・脱字が無い
・1ピクセルのズレも許容しない微調整
とかそんな感じです。
これが「神は細部に宿る」という話です。
なおこの考え方・習慣は(ちょっとうろ覚えですが)古巣のリクルートで学びました&今でも大事にしています。
1. 「1st View」にすべてを賭ける
ここで言う1st Viewは文字通り「最初に目に入るところ」です。
例えば初めて会う人の印象はX秒で決まるとか初対面の好印象(悪印象)は後ほどまで引きずる的な話があると思いますが、こればブログコンテンツも同じです。
ブログの場合の1st Viewは、
・タイトル
・最初の1ページ
・サムネイル(含むOGP・TwitterCardなど)
だったりしていて、ここで変な誤字脱字・読みにくい文章がとかあると微妙なコンテンツになっちゃいます、たとえ本文が素晴らしい内容だったとしても。
人同士の初対面の悪印象はワンちゃん逆転あると思います(難しいけどね)が、ブログに関しては1st Viewの初手でしくじると即死亡です、そこはしっかり覚えましょう。
2. WebライティングとSEOを書きながら学ぶ
個人的にはこれ割と聞かれることで、
・書き方とかコツのノウハウ知りたい
・SEOってやっぱ大事ですか?
とか気になる方多いみたいです。が、これだけは言わせてください。
ライティングもSEOも書きながら学ぶのが一番手っ取り早いです!
私の場合はどうしたかというと、WebライティングおよびWebマーケティングの本を読みながら覚えたことをひたすらブログ書くときに適用して試していました。
2016年あたりのブログは本数が少なかったのですが実験場とした結果初の500ブクマ超えエントリー他無事成功に結びつけました。
3. 数字は神よりも正しい - Google AnalyticsとSearch Consoleを入れる
雑に説明すると、Google Analytics(略称GA)はユーザーやセッション、デモグラフィック(年齢性別地域etc...)を見るもの、Search Console(略称サチコもしくは幸子)は「どういうググり方してページに流入したか」を見るものです。
使い方とか細かく何ができるのかはググってください、解説サイトも本も山のようにあります(それぐらい有名です)
何がいいたいかと言うと、ブログそのものの状況を数字で見ることが超重要です!
・なぜ記事がバズった(すべった)
・普段どれぐらいのユーザーがいるのか
・多い検索ワード is 何?
etc...これがわかると「細部に神は宿る」の磨く部分で振り返り・施策がちゃんと打てます。
ちなみにGAもサチコもブログを立てたときに入れるのがベストです&これらを使えないCMSやサービスの場合は管理画面の指標・別サービスで代替しても大丈夫です(GAサチコそのものが重要というより数字を追うことが一番重要)
これはグノシーさんの言葉を丸パクリなのですが、
数字は神よりも正しい
これはブログにおいても言えることです&難しい算数・数学・統計を知らなくても習慣づけたらできることなので心がけると良いでしょう。
「神は細部に宿る」のポイントと気をつけること - Lv334
Lv1の情報だけでも十分磨きをかけて「愛されるブログ」を作れると思いますが!
せっかくなので一番当たったこのエントリーのときに何をやったか?を有料部分で紹介します。
1. サムネイル・OGPですべてを語る
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