見出し画像

高いところからものを見るということ

おはようございます。先日、タイトルにある通り”高いところからものを見る”ということが大事だな と感じる出来事がありました。

以前実施した全従業員を対象したエンゲージメントサーベイの結果を受けて、所属長から呼ばれた私は「担当の皆の本音ベースの意見が欲しい。幹部を除いて担当だけでサーベイの結果についてディスカッションしてくれないか?特に、チーム間のコミュニケーションの課題感について話をしてほしい」と依頼を受けました。

私たちの組織全体としては、人事業務のDXを推進するというミッションを掲げており、「人事出身者で構成される業務の効率化やBPOを担当するチーム」「システム部門出身で、各業務を実際にテクノロジー化していくチーム」の2つのチームで構成されているのですが、そのチーム間でのコミュニケーションが少ないのでは?という課題感が所属長の仮説としてありました。

そこで、担当者ディスカッションを主催しました。          
「チーム間コミュニケーションが少ないと思うか?」
という問に対しては、満場一致で少ないという回答。(ふむ、所属長の予想通りの回答だな)

次に「それに対してどんな課題感を持っているか?」という問に対しては、大多数が「課題は感じていない」という回答。理由としては、今の業務を回すことにあまり課題はない、比較的独立してそれぞれのチームが動けているからということでした。

このディスカッション内容を所属長に報告すると、「ディスカッションありがとう。ただ、課題を感じている人が少ないというのは意外。チーム間で連携して何か生み出そうと動けば何かしら課題はあると思うんだけどなぁ」

このことを通じて、やはりどうしても大多数の人が、現状与えられた仕事をこなすことが唯一のゴールとなってしまうこと。比較的新しい組織である私たちの職場ですらそうなのだから、長く続く既存部署に所属するメンバーはさらにそうなっている可能性が高い。こういったマインドセットを変えて、一つ高い立場の視点でものを見ることの大切さを感じました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?