見出し画像

石垣島事件と直江津捕虜収容所事件

沖縄戦について、今回始めて詳しく学び議論しました。ただ、「地上戦」としての沖縄戦以外にも、さまざまな出来事が起こり、悲劇がありました。ここでは、石垣島で起きた捕虜虐殺事件の「石垣島事件」、さらにはこれに私達の暮らす新潟で起きた類似の事件、直江津捕虜収容所事件についてまとめました。(担当:五十嵐)

石垣島事件
1945年4月15日、石垣の海軍警備隊が、撃墜し捕虜となったアメリカ海軍艦載機の搭乗員3人を殺害した事件です。1948年に横浜裁判で海軍警備隊の関係者ら46人が起訴され、41人が死刑判決を受けています。7人の死刑が執行されました。

直江津捕虜収容所
直江津捕虜収容所は、1942年12月7日に新潟県中頸城郡直江津町(現在の上越市)の信越化学工業の工場内に開設された捕虜収容所。古い塩の倉庫を改造した捕虜収容所に300人のオーストラリア兵を収容。その後捕虜は700人にものぼり、強い寒波や飢えで60人が病死した。直江津捕虜収容所事件は、この収容所でオーストラリア人捕虜が虐待を受けた事件。戦後、警備員8名が捕虜虐待を理由にBC級戦犯となり死刑判決を受けて処刑されました。


いくら戦争とはいえ、捕虜となった人たちを殺害したり虐待したりと、非人道的な行動に心が苦しくなりました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?