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日本語版のウェブサービスの実装が遅いのはなぜだ!?

ウェブ会議で、リアルタイムの文字起こしは、必要でしょうか?以前、リアルタイムで字幕表示ができる機能をウェブ会議プラットフォーム(Zoomなど)は、実装してほしい、という趣旨の記事を書きました(英語では実装されているプラットフォームがあります。日本語のものは確認できていません)。

この機能は、アクセシビリティ(誰でも情報を取得できること)上、重要な機能です。例えば、耳が不自由な方も会議参加しやすいといった大きなメリットがあります。

この機能がまだZoom(日本語版)などでは実装されていないために、Google Transcribeとパソコンを連携して、何とかリアルタイム文字お越しを実現する方法をご紹介したわけです。

会議録用の文字起こしもスマホ利用?

一方で、こんな記事を読みました。

Web会議で文字起こし、ITライターの筆者が多用するアプリ「UDトーク」の実力

こちらは、スマホアプリを使って、文字起こしをして保存することの便利さを説いた記事です。仕事によっては、これはこれで便利なんでしょうね(個人的には、発言録に近い、議事録を作ってもあまり役立てる機会はないですけれども)。

なるほど、文字をリアルタイムで起こす、といっても、一方は、字幕表示、もう一方は、保存用なわけです。とはいえ、両方の場合とも、プラットフォーム側に機能が実装されていないから、スマホのアプリで結局、文字起こしをしています。

ここで疑問に思います。なぜ日本語版は、遅いのかと。

英語版では実装されている

Zoomなどでも英語ならば文字起こしとその保存は実装されています。https://support.zoom.us/hc/en-us/articles/115004794983-Using-audio-transcription-for-cloud-recordings-

Note: Audio transcription only supports English.
とありますが、ようは、自動文字お越しは、英語のみサポートしていると。

技術的には、日本語の文字お越しは、Google TranscribeやUDトークのように実現しているのに、Zoomなどで実装されていません。なんでやねん。。。

日本語圏の優先順位が低いのか?

GAFAに限らず、会議プラットフォームのZoomを含めて、プラットフォームを制したのは、英語圏の企業です。我が国の企業で、何かプラットフォーマーになれた企業はおそらくないでしょう。ということは、技術の恩恵を早く享受するには、やはり英語で各種サービスを利用しないといけないことになります。日本語版の実装がいろんな分野で遅いのは、日本の市場があまり重要でないことが原因である、ことは否めないでしょう。

日本語版のサービスばかり使っていると、何かと最新のテクノロジーの利活用という面で遅れを取ります。残念ながら、それが現実のようです。私がパソコンやスマホの環境を英語にしている理由はの一端はそこにあります。端末の使用言語が英語だと、Googleなどのニュースフィードに英語圏の記事が半分以上入ってきて、新しい技術を知るのに便利なのです。

私もできるだけ海外の情報をフォローして、ブログなどで発信できないかと考えるこの頃です。

では、ビーダゼーン!

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