もう読んだ?『基礎から学ぶノーコード開発』
『基礎から学ぶノーコード開発』という本を買いました。こちらの本について、レビューしたいと思います。
まだまだ、ノーコード・ツールについて、丁寧に分かりやすく説明している本は少ないのが現状でしょう。このような現状ですので、ノーコード・ツールの情報に飢えていた私は、ネットのニュースで本書が予約販売されることを知り、その場でAmazonでポチりました。
昨日(3月18日)に自宅に届いていたので、早速目を通しました。
本書の概要
まず、本書の概要からお話しします。
本書はノーコードの基礎知識から、代表的なノーコード・ツールである「Glide」「Bubble」「Adalo」の三つの具体的な使用感の紹介まで扱っています。さらに、最後の章では、執筆メンバーによる座談会を掲載しており、ノーコード・ツールの醍醐味を知ることができます。
本書を執筆したのは、NoCode専門オンラインサロン「NoCodeCamp」を運営されている、NoCodeエバンジェリスト森岡修一さん、及び同サロンのメンバーの方です。
本書は、第1章において、まず最初にノーコードとはどういうものか、というのを丁寧に説明してくれています。続いて、ノーコード・ツールでどんなことができるのか、ノーコード・ツールのメリットなどをご紹介しています。この第1章の中から、私として非常に得心したところについて、ちょっとご紹介します。
NoCodeが「将来的に、履歴書代わりになる」
第1章第7セクションで、「NoCodeがこれからの主流になる理由」が紹介されていいます。その中で、NoCodeが「将来的に、履歴書代わりになる」というパートがありますが、これは自分が日頃イメージしていたことを明確に示してくれていて、モチベーションが非常に高まりました。
NoCodeが「将来的に、履歴書代わりになる」とは、どういうことでしょう。
ITエンジニアなどが就職する際において、履歴書以上に「ポートフォリオ」が重要になっています。履歴書にいくら「これができます」と書いたところで、信頼性も客観性も高くないわけです。「本当にできるの?」と疑われてしまうことも多いでしょう。
一方で、ポートフォリオとは、「実際にこういうツールを、〇週間で作りました」など、これまでどんな開発案件に携わり、実際何を作ったのかをまとめたものです。客観的な形で実力を証明できますね。
本書は、このポートフォリオが、将来的には「NoCodeで作ったWebサービスそのものに置きかわかるかもしれない」というのです。このことは、私を含む非エンジニアが、組織内のIT化を促進するということに留まらず、エンジニアの供給不足な人材マーケットの周辺にに入っていける可能性を示すものと、私は受け止めました。このパートを読んだだけでも、私はノーコード・ツールを学ぶモチベーションが高まり、本書を購入してよかったと思いました。
ノーコード・ツールにはどのようなものがあるかなど、ノーコード・ツールの基本知識を身に着けたい方、代表的なノーコード・ツールがどのようなものか知りたい方は、ぜひ本書を手にとってはいかがでしょうか。
では、ビーダゼーン!
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