2つのカラムだけ覚えてください:集計から逃れられない皆様へ【ノーコード・ツールGlide】
グライドでどうやって集計をやろうとお悩みですか?お金を扱うアプリとか、計測結果を扱うアプリとか、集計して表示することが必須になりますね。
Googleスプレッドシート上で計算しておくというのも一つの答えです。が、今回はグライドのテーブルを使って、集計してみましょう。
「計算はきらいです😂」
分かりますよ~。私も不得意です。ではでは、今回は、小学校で習う範囲の「平均」と「概数」をやってみましょう!
ポイントを3つ紹介しましょう。
特に、平均を出す操作(縦に計算)と、その平均を概数にする操作(横に計算)が2段階になるのが大事です!
これを機に、データエディターの使い方にさらに詳しくなりましょう😁
動画は、「すぐにできる!カラムを操って平均値とその概数を算出しよう」です。
では、行ってみよう!
サラリーパーソンにテストを受けさせた!?
今回、使用例として使うのは「従業員名簿アプリ」です。名簿アプリは、基本のキですね。彼ら全員に100点満点のテストを受けてもらったとしましょう。
その結果が、詳細画面に表示されます。加えて、テストの平均点まで表示されます。この平均点を出すというのが今回の目当てです。
地味な算数ですね😅。。。でも、これで集計に必要なカラムの使い方を覚えられると思えばやる気が湧いてきますよね、ね!?
ではデータエディターの方に行きましょう!
使われているテーブルは極めてシンプル
では画面に紐づいているテーブルを確認しましょう。「名前」「メール」「プロフィール画像」といういつものカラムに、「点数」のカラムが加えられています。
これらのカラムには、実際に値が入っています。このタイプのカラムを何と呼ぶのでしたっけ?
そう、Basic Columnsでしたね。なんでこんなことを確認するのか、と思いになるのかもしれませんが、これから付け足すカラムについてはBasic Columnsではないのですよ~。
どういうこと?次を見てみましょう😆。
縦に計算:Rollup Columns
では平均点を出すからも付け足してみましょう。カラムは、Rollupカラムです。
下の図のように、左にある点数のカラムを指定し、集計内容は、「平均」とします。
Rollupカラムは、全てのセルに同じ値が入るのが特徴です。特定のカラムの全ての値を対象に集計して、その結果をすべてのセルに入れ込むのですね。いろいろな集計関数を扱うことができますので、色々お試しください。
横に計算:Mathカラム
得られた平均点は、生の計算値です。数字が延々と続く小数になってしまったようです。これをそのまま表示させるわけにはいかないですね。
数字を概数(およその数字)にしましょう。Mathカラムなるものを追加します。
MathカラムとRollupカラムの違いは?誤解を恐れずいうなら、Mathが横に計算、Rollupは縦に計算(集計)するものです。
さて、関数は、四捨五入するRoundですね。引数は、とりあえずScoreといれておきます(仮に値を埋め込んでおくプレースホルダーです)。
このScoreという文字列に何を実際に入れ込むかは、Replacementで指定します。平均点というカラムにしましょう。
あとは、第2引数に1を入れると小数第1位までの概数にすることができます。そして、Precision(小数をどの桁まで表示させれるか)を指定します。小数第1位でOK。
あ~もう、使ってる言葉が算数っぽいぞ~。まあ、実際、算数をしているのですが😅。
単位も「点」として表示しましょう。やっと、できた~。
ちなみに、MathカラムもRollupカラムも、テーブルに実際の値は入っていません。これをComputed Columns(計算されたカラム)といいます。実際に値の入っているBasic Columnsと対で覚えてくださいね。性質が異なりますので。
さて平均点はどう表示させる?
いよいよ平均点を表示させます。ラベルは左寄せ、値は右寄せになっています。どんなコンポーネントを使うんでしたっけ?
ベーシックテーブルコンポーネントですね。そこに平均点というラベルと平均10のカラムを追加しておきましょう。
これで完成です。たかが平均点、されど平均点ですね。思ったよりもややこしい。もっと簡単に集計できるようにならないかなあと少しだけ思います。
今回は以上です。
まとめ
今回は、GLIDE のデータエディターを使って平均と概数を出す作業をやってみました。使ったカラムはそれぞれRollupカラム、Mathカラムでした。この使い方の違いを覚えただけでも、この記事を読んでいただいた甲斐があったというものですよ😆。
ブログであっても YouTube であっても、算数系のコンテンツは人気がないのは知っています。でも、必要なものですから、やはり紹介させていただきました。
では、ビーダゼーン!
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