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4月から全ての企業に対して、「合理的配慮の義務化」が課せられます。違和感満載のこの制度ご存じでしたか?
現状、介護予防や認知症予防に関係する商材を扱っているため、聞こえに対するサービスや体を楽しく動かせるサービスなどのメーカーと協業することが多いです。お互いに情報を交換するのですが、「合理的配慮の義務化」という話を昨年の夏秋ころに聞いて言葉の矛盾に笑ってしまいました。でも社会的に影響を与えていくことでもあるので、紹介します。
合理的配慮って何?
合理的、これはわかります。配慮、これって自主的に行うものですよね。そして義務化!?配慮なのに義務化?という感じで言葉としておかしいですよね。
まずはこの「合理的配慮の義務化」に関する冊子をご紹介します。
https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/pdf/gouriteki_hairyo2/print.pdf
この冊子の表紙に書かれている言葉です。
事業者による障害のある人への 合理的配慮の提供が義務化されました。
この冊子に見てもらうとわかるのですが、こんなにやらなきゃいけないの!?というのが正直なところです。
そしてこんなに求められるのか!?というのが全ての事業者で義務化されるのが今回の内容です。罰則はないのがせめてもの救いではありますが、社会は徐々にこちらに適応されるはずですので、この内容は目を通すことがお勧めです。
ちなみにキレイごとで終始したくないので、私はこのパンレットを見て思ったことは、必要なことではあるけれども労働者が激減している世の中においてこれを行い続けることはできるのだろうかということを思ったことを正直にお伝えをしておきます。
これからの社会のトレンド
これからの社会のトレンドから考えると、差別につながるようなことからは完全に脱却しないといけないですね。わかりやすいキーワードで言うならば昭和からの脱却ということでしょうか?
令和の今であればゾッとする内容が、昭和であれば許されるどころか当たり前に行われていました。
例えば、セクハラやパワハラもそうですが、ジェンダーや障害、個性に対しても昭和は差別・嘲笑のまとでしたが、今はそんなことはできません。40歳の私からすると少し意識をすることはありますが、20代の方に聞いてみるとその感覚は当たり前のことであると言えます。
これを今回取り上げた合理的配慮の義務化に当てはめると、最初は「そんなにできるか?」と40代以上が思っていることを下の世代は当たり前にしていきます。そうすると社会は合理的配慮を当たり前に行われるようになると、行っていない側は排除される風潮になっていきます。
このような背景があるからこそ、拒否するのではなく、新たな常識が生まれるところには新たな市場が生まれるという視点で取り組むのが良いのではないでしょうか?
ぜひ合理的配慮の義務化のパンフレットに目を通し、こんなことが求められる社会になるんだと意識してみてください。
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