見出し画像

読む人と書く人

 わたしはもっぱら読む側の人間です。いつから読書が好きになったのか。。恐らく大学生の頃だったような気がします。

 わたしの勝手なイメージですが、読書が好きな人ってもっと小さな頃からたくさんの本を読むでいるよう気がします。わたしは小中学生の頃は、全く読書に興味がありませんでした。
 ただ、小学生の頃から金子みすゞさんの詩が好きで好きで、詩集は何度も読みました。全集も持っていますし、金子みすゞさんゆかりの地にも行きました。金子みすゞさんの真似をしてこっそり自分でも詩をかいたりしてましたね。

 どうやったらあんな風な角度から世界を見ることが出来るんだろうか。あんなにも優しい視点に立つことが出来るのは、なぜだろうか。読んで感動することと、誰かに感動してもらえる何かを書くことが、こんなにも違うなんて。。

 読む人と書く人をつなぐモノが本ですが、書いた人の意図が、読む側に正しく伝わっているわけではないと思います。わたしは読者として、書いた人の意図を汲み取ろうと意識して読むことはありません。作者は何が言いたかったのだろう、伝えたかったのだろうと考えることもありません。いわゆる、国語が苦手でしたね。

 ただ読んだものに感動したとき、ぐっとくる文章に出会ったときに、書いた人のことを考えます。これまで私が一番時間をかけて考えたり、知りたいと思った人は金子みすゞさんです。
 自由に読むことを楽しめることが嬉しいです。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?