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【コミック】ダンジョン飯3巻〜6巻感想


話の根本として「飯を食う」があるから、どんなにどん底に落ち込もうと、みんなちゃんとご飯を食べる。

それだけでいつもの日常に戻ってきた安心感がある。なので何とか読めている。
やっぱりご飯を食べるって大事だと改めてそう感じる物語。

※以下ネタバレ注意
※コミックの内容にふれているので、アニメ派の方注意

まさかのチルチャックへの解像度が爆上がり


30話でゾンの妹がチルチャックに「素直に死なせたくないと言えばいいのに」と伝えた瞬間、心の中で拍手喝采。

反抗期の息子が父親が心配なのに、素直になれずに思いとは逆の言動をとるやつ!!
その後ちゃんと伝えられて本当に良かった。

ずっとチルチャックは父親のようにパーティを見守る存在だと思ってたが、逆だ!
素直になりきれない長男だ!!
冷めた性格で達観した言動をとるけど、
心では家族をすごく心配してるやつ。

食とセンシはすごい


33話でセンシが「若者には飯を食わせなければ」と食材を集め料理し、
料理を食べるライオスたちを見てニッコリして満足してる絵で泣きそうになった。

センシのおかげでこのパーティは生きてる。
あなたは支えだよ…。

本当マルシルの言う通りだよ。
「お腹いっぱいになると少し楽観的になる」んだよ。
1話のライオスたちのようにお腹が減ってたら解決することも解決しないんだよ。

23話でライオスも「うまい食事には腹だけでなく精神的にも救われた」と言ったように、
食事は身体的支えだけでなく精神的支えにもなる。

38話のライオスの「1日3食しっかり食べて睡眠をとってる俺たちのほうがずっと本気だった」からも分かるように、
食事と睡眠をしっかりとった状態は身体的にも精神的にも万全な状態を作りだす。

いかに万全な状態を維持することが困難なことか分かるよ。
食べられるもの、尚且つ美味しいものを食べることから大変なのだから。

それを1日3回もこなすんだよ?
センシの偉大さを感じるよ。
料理ってすごい。
身体がボロボロなら精神もボロボロになる、
逆もしかり。
身体と精神は表裏一体。
どちらが不足しても成り立たない。

まさか、こんなに食について思いを巡らせることになろうとは思わなかった。
まさに「食は生の特権」だ。
ダンジョン飯ああダンジョン飯。(まさに原点回帰)

ダンジョン飯から学んだこと


睡眠、食事しっかりとれてるかな?
そう自分に問いかける時間が定期的に必要だな。
とれてなかったら、身体あるいは精神が追い詰められてる証拠。
いったん休憩しよう。

最終巻までの感想(2024年3月追記)


兎にも角にも最高のお話だった!
ギャグと泥臭さの兼ね合いが絶妙で、
生きることを楽しく捉えられた物語だった。

そして何よりファリン生きててくれてありがとう。
また、みんなの所に戻ってきてくれてありがとう。

ライオス、マルシル、ファリンの3人のお互いへの重い愛情が(マルシルはファリンだけかもだけど)あったからみんな生きてる。
お互いがお互いに生きて欲しいと望んだからこその結果だ。
みんなに幸あれ〜!!

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