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周りに理解されない孤独感って辛いよね

周りの人から理解されなくて、一人ぼっちで孤独
ただ気持ちに寄り添ってほしいのに、「なんで?」って聞かないで

苦しんでいた当時、そしてうつ病を克服して2年経った今でも思うこと



心の病気は目に見えない


風邪や骨折みたいに、目に見えてわかる体調不良はみんな心配してくれる。薬を買ってきてくれたり、ご飯をつくって気にかけてくれる。

でも心の病気はどうだろうか。はっきりとした症状がない、目に見えない病気である。自分からSOSを出さないと周りは気づいてくれないし、気にかけてもくれない。本当に心が病んでいる時って助けを求められないのにね。私はそのSOSが出せない人間だった。だから追い詰められるところまで追い詰められてた。

言ったところで、理解してくれるの?


言ったところで、相談したところで理解してくれるのかって思う。

精神科医やカウンセラーなどその道のプロたちはもちろん理解はしてくれる。たしかに治療として、薬を出してくれたり、メンタルトレーニングしてくれるのは大事だよ。

でも私は、わがままかもしれないけど、そういう一時的に関わる人じゃなくて、パートナーとか家族とか友人とか、日常生活でいつも一緒にいるような人たちの理解がほしかった。

世の中には、私のようにうつ病で苦しんでいる人はたくさんいる。それはネットやニュースで書かれていたから知っていた。でも自分の周りにはうつ病の人なんていなくて、ましてやメンタルが安定している健常者しかいないから「自分って変なのかな」「一人だけこんなことで悩んでいるんだ」と、負のループに陥って「死にたい」そう思うこともあった。

理解に苦しんだ母

ここで一つ、実体験を紹介する。うつになった私を見て母は混乱していた。母は、悩みごとなんてないような明るくて開放的な性格。だが、感情に寄り添うことが苦手で昔から理論詰めしてくるところがあった。

私が部屋に閉じこもっていた、最初の頃は
「なんで?」「あなたはどうしたいの?」と責めてくるような命令口調の一点張り。当然何も答えなかったし、引きこもりがどんどんエスカレート。

次第に本当に部屋から出なくなった私。「〇〇(私)がどうしてほしいのかお母さんわからないよ」とドア越しに泣きながら言われた。大好きな母を泣かせてしまったのが申し訳なかったし、それでも自分が何でこうなったのかがわからない自分に対してどんどん嫌悪感が生まれてきた。

最終的には母の友人に調べたり、本を読んだのだろう。徐々に理解してくれて、母の協力もあって今こうして立ち直っている。私のようにうつで悩んでいる人も辛いが、うつ病にならないような周りの人たちも理解しようと苦しんでいることを知っていてほしい。

【結論】周りの人はどう思っていたのか

 振り返ってみて思うのは、みんな関わり方がわからないだけなんだと思う。もちろん世の中には「根性なさすぎ」「ただの甘え」など心のない言葉を投げかけてくる人はいる。こんなに「うつ病」という言葉の認知度が広がった今でもあり得る話だ。そういう人たちは、ナンセンスなのだから無視で大丈夫。気にするだけ時間の無駄だと思うことが大切。

 ただ、自分を理解しようとしてくれている家族や友人、そしてパートナーにしっかり向き合う必要がある。喋りたくないなら、部屋の前に「話しかけないでください」って張り紙を貼るとか。「辛いからそっとしておいて」って置き手紙するでもいい。話しかけるべきか、そっとしておくべきかもわからないのだから、この意思表示だけでも、関わる人たちは助かると思う。

 少し誰かと話したくなったなーって思った私は、周りの人に対して、たわいもない話をしたり、一緒に散歩をすることを求めた。正直、うつ病のことはあまり人に話したくなかったし、触れられたくなかった。だからたわいもない話をしたり、時間の流れがゆっくりな公園を一緒に散歩すると現実逃避できて心が楽だった。そうした時間が積み重なっていくと、「自分には味方がいるんだな」「落ち着ける場所がある」「思い詰めすぎてたのかな」と案外マインドがいい方向にシフトしていくこともある

無理して病気のことをわざわざ話す必要なんてない

ただ誰かと時間を共有するだけでも、気持ちが晴れることもある

これが、うつで悩んでいる人、うつの人との関わり方に悩んでいる人それぞれに伝えたい言葉です

【お知らせ】
近日中に
「うつで引きこもった私がどうやって克服したのか」(うつで悩んでいる人向け)の記事を執筆予定です。長編になるかと思うので、フォローして待ってて頂けると嬉しいです☺︎



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