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Poverty (a very short introduction シリーズ)洋書紹介1冊目

記念すべき洋書紹介1冊目はOxford出版のa very short introductionシリーズの“Poverty”です!(Philip N.Jefferson著)

文章難易度 ★★★☆☆
おすすめ度 ★★★★☆

(難易度基準は★2つが普通の東大レベルで★3つが一般的な洋書のレベルです)

a very short introductionシリーズはさまざまなトピックについてその専門家が書いた本で、入門書的な位置付けになっています。(過去には東大入試の4Aで出題されたこともあります。)

この本の難易度について
構文レベルは東大入試とあまり変わりません。しかし、語彙に関しては一級レベルもよく見受けられます。ただ、ある程度実力があればその単語がわからなくても全然理解しながら読んでいけます。

この本では貧困について
・歴史(植民地、グローバリゼーション)
・政策
・実態(幸福に影響を与える5要素)
・労働(失業や移民)
・流動性(生涯や世代間での貧困の流動性)
・貧困との戦い(さまざまな機関、セーフティーネット、弱者)

などの多様な観点から説明してくれています。

感想ですが、やはり面白かったです。
貧困というテーマは話題がホットですが知らないことも多かったので読んでみました。
他の同シリーズの本と同様に読む前よりもトピックの深さや広さを知ることになりました。
最近有名な「ワーキングプア」「相対的貧困」なども確か扱われています。

参考のため表紙裏の英文を引用しておきます

According to the World Bank, hundreds of millions of people are currently living below the international poverty line. Why, in our modern world, is poverty still endemic? What has been done about it in the past? And what is being done to alleviate poverty today?
This Very Short Introduction considers who the poor are, and the factors which increase an individual's economic and social vulnerability, trapping them in poverty. Looking at the complex issues that cause the prevalence, depth, and severity of poverty to vary across countries and over time, Philip N. Jefferson considers possible future solutions.


このシリーズ、種類も豊富で150ページほどで長さもちょうどいいのでこの本に限らずものすごくオススメです!

次回もお楽しみに!次はもしかしたら物語紹介するかも!



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