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美しい文字に救われる

看護師を目指す学生さんや
看護師になって日が浅い人向けに、
こんな看護師になったらいいなと言うのをまとめているのだけれど、
ネタの出どころは毎日の私の看護業務。

今日は先日あったエピソードを紹介しようかな。

私の勤め先は、原始時代並の紙カルテを採用してるんだけど
ドクターによっては手書きの文字が読めないこともある。
週末になると外部からアルバイトの当直医が来て、そのカルテを見ることがある。

常勤ドクターの中に、格段と字が汚いドクターがいる。慣れていないと解読できないレベル。
そのカルテを見た当直のドクターが一言「ただの落書きにしか見えない」笑
「公文書なんだから、誰が見てもわかるように書かなくちゃ意味ないでしょ」と。

おっしゃる通り。

いざとなった時に、わたし達の身を守るのは
あのカルテ。
10年経った時に見返して、その時の状況がわかるような内容じゃなければいけない。

看護記録も全く同じ。
自分たちが何をしたのか、その結果どうなったのか、何を根拠にその判断をしたのか。
いざとなったときに、私達を守るのは、自分たちの記録。

だからカルテを書くときには、院内で認められた略語しか使えないし、
日本語で書くように言われてるんだよね。

みんな知ってることだとは思うけど

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