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患者さんの気持ちに寄り添えるナース?

「患者さんの気持ちに寄り添える看護師になりたいです」

理想の看護師像トップ5くらいに入ってそうなワードたち。
では、患者さんの気持ちに寄り添うって、
簡単に言うけど、どうしたら可能?

あなたは、
看護師となってから、もしくは看護学生となってから
健康を崩したことはある?
病気になったり、大きな怪我をしたりして
日常生活に大きな支障を来した経験は?

あったのなら、ラッキー!!

その時のことを、
小さなことでもいいから思い出して。

どんなことができなかった?
なにをしたかった?
どんなことをしてもらったら嬉しかった?
何をされたら、悲しかった?
どんな気持ちだった?
なんと言ってもらいたかった?
どんな言葉に安心感を覚えた?
何を食べたかった?
何を欲していた?
どんなことに困っていた?
その時感じていたことは?
待ち侘びていたのは、どんな看護師だった?
(看護観にもつながるね!)https://note.com/shiny_swan839/n/n2010d0df777a


そんな小さなことを、
ひとつひとつ、メモしておく。
それが、まさに患者さんの気持ちだから。

人間って、健康な時には
病気で辛かったことは思い出さない。
日常的に病気と戦っている患者さんたちと接していると、
それが「普通」になっちゃって、
患者さんの気持ちをわかっているようで、
思い起こせていないことがあると思う。
これは、私自身への戒めの文章でもあるんだけど、
自分の患者体験は、貴重な財産として
蓄えておこう。

同じように、
自分の家族が患者となった時の自分の気持ちも貴重な体験だね。
家族は、どんなことを考えているんだろう。
どんなことを知りたいんだろう。
どんな気遣いを喜ぶんだろう。
自分が患者家族だった時の経験。

自分の体験、経験をひとつづつ
看護師としての、もしくはあなたという人間としての深みを
増す糧にできると素敵だね。

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