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お守りのような場所をもつ

ドーンと無気力になるときってある。

自分は「元気だ!いい調子だ!」と思ったあとは、徐々にシナシナになって、何も楽しくなくなることが多い。

人と会うときはアドレナリンが出ているのだけど、気づくとガクッと調子を落とす。

無意識にずっと気を張っていて、肩に力が入り続けているのだと思う。

特に最近は「人にひらく」を意識して動いているから、余計気が抜けなかった。

気づくと人と話す数分前になんか悲しい気持ちになっていたりする。


人に開いたり、行動したり、目標を持つっていいことだ。
人生にハリが出る気もする。

でも、自分はそれだけだと、どうしても参ってしまう。
適応障害になったこともあるけど、必然だったと思う。

でも、やっぱり人にはひらいていきたい。
けど、自分も大切にしたい。

そのバランスをとるのに必要なことは「お守りみたいな場所」を持つことなんじゃないかと思う。

「ここにさえ戻れば大丈夫だ。」
「あの時のことを思い出すと心が落ち着く。」
そんな場所。

自分はフリーター時代に働いていたカフェが「お守りの場所」

アンビエントな曲が流れていて、身体にやさしいご飯が食べられる。
自分が何でも話せる人がいて、ジャッジをせずに話を聞いてくれた。
ただ自分としていることが許されていた。

今でも関東に帰るときは必ず立ち寄る。
近況や将来の話をして、帰り際に「またこいよ」と声をかけてくれる。

どんなに心が荒んでも、無性に悲しくなっても「あの場所」を思い出すと、深呼吸ができるようになる。
(別に行かなくても、思い出すだけでいい。)

ふと気がゆるんでポロポロと涙が流れてくる。

そんな肩の力をゆるめられる場所を心の中に忍ばせておく。
それって自分が自分でいるために、すごく大事なんだと思う。

あのときは正社員からフリーターになったタイミングで焦っていた。
時が止まって自分だけ置いていかれる気がしていた。
でも、この安らぎを持てたことは、止まるに値する大きな財産になった。

今もしも止まっている感覚に焦りを覚えている方には「大丈夫」と思ってほしい。
だって、それはあなたに必要なものを獲得している最中だから。


改めてだけど、自分もそんな誰かの「お守りのような場所」を作りたいと強く思った。

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