190: Orange Juice / Dying Day

フランツ・フェルディナンドと同じスコットランド出身のバンドは数多く、しかも好きなバンドもこれまた多いので迷いますが、オレンジ・ジュースを取りあげることにしました。
オレンジ・ジュースは、エドウィン・コリンズを中心に結成されたバンドで、グラスゴーのインディペンデントレーベルのポストカード・レコーズからシングル4枚をリリースした後、1981年にポリドールに移籍し、1stアルバム『You Can't Hide Your Love Forever』をリリース。2ndアルバム『Rip It Up』が初の(そして唯一の)UKトップ10ヒットとなりますが、1985年にバンドは解散します。
正直に言うと、私、ポリドール移籍後の作品はあまり聴いていません。聴いているのはポストカード時代の音源がほとんどです。
この曲は、ポストカード時代からのレパートリーで、彼らの「ネオアコ」サイドを代表する1曲。イントロからエンディングまで、絶えず鳴り響いているキラキラとしたギターのアルペジオが、何とも言えない瑞々しさを感じさせます。
この曲は、1stアルバムにも収録されており、ホーンセクションが入ったりして、サウンドのクオリティは数段上がっているのですが、一番大切な「何か」が失われてしまったように感じてしまいます。
1stアルバムリリース後、印象的なギターを弾いていたジェームズ・カークが脱退しています。そう感じていたのは私だけではなかったのかも知れません。

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