252: Elvis Presley / I Want You, I Need You, I Love You

「アイ・ウォント・ユー」が付く曲は多数ありますが、ここでは初期エルヴィスの名曲を。
1956年リリースのこの曲は、「ハートブレイク・ホテル」に次ぐ、2曲目のUSナンバー1ヒットとなっています。
ちなみに、この曲に続き「冷たくしないで」「ハウンド・ドッグ」もナンバー1となり、キング・オブ・ロックンロールの地位を不動のものとしていくことになります。
ただ、この曲を聴くと、エルヴィスがロックンロールだけのミュージシャンでないことが良く分かります。
彼は1935年生まれなので、当時はまだ21歳になったばかりですが、ドゥーワップ調のナンバーを見事に歌いこなす表現力には驚かされます。
そんなソフトな一面をもつ彼が、荒々しいロックンロールを歌うのだから、当時の若者が夢中になったのも納得のいくところ。
歴史は作られるべくして作られた、ということなのでしょう。

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