384: Men At Work / Who Can It Be Now?

オリヴィア・ニュートン=ジョンはオーストラリア育ちではありますが、イングランドはケンブリッジの生まれですし、デビューもUKに戻ってからなので、「オーストラリアのミュージシャン」と呼ぶのは、ちょっと無理があります。
「フィジカル」の大ヒットから2年後の1982年、今度は正真正銘のオーストラリアのミュージシャン、メン・アット・ワークがUSチャートを席巻します。
母国では1981年にリリースされたアルバム『ワーク・ソングス』に収録されていたこの曲、1982年の10月に、US1位(UK45位)を獲得する大ヒットとなります。
何ともすっとぼけた雰囲気のヴォーカルと、合いの手を打つようなサックスが印象的で、一度聴くと耳に焼き付くような、そんなところが受けたのでしょう。
その勢いは続き、続くシングル「ダウン・アンダー」はUS/UKともに1位、さらにアルバムもUS/UKともに1位と、大ヒットを連発します。
そして、1983年のグラミー賞で最優秀新人賞を受賞するに至ります。
メンバーの脱退等で1985年には活動を停止しますが、「オージー・ロック」の存在を世に知らしめた、大変インパクトのあるバンドでした。

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