476: Stevie Wonder / Don't You Worry 'Bout A Thing

「スティーヴィー・ワンダーの最高傑作は?」というアンケートがあったら、おそらくこのアルバムが最も票を集めるのではないかと思います。
1973年にリリースされた『インナーヴィジョンズ』(US4位/UK8位)は、曲の良さに加え、社会性の強い歌詞も鋭さを増し、さらにサウンドのヴァリエーションが格段に広がっています。
前作で特徴的だったクラヴィネットが鳴り響く「ハイヤーグラウンド」、フェンダー・ローズとシンセのアンサンブルが美しい「汚れた街」は、シングルカットされ、ともにUSトップ10入りしています。
ちなみにこの2曲、すべての楽器をスティーヴィー1人で演奏しています。
そして、3枚目のシングルとなったのがこの曲(US16位)。こちらは、ピアノが強烈なビートを刻んでいます。この曲も、パーカッション以外は、すべて彼自身の演奏です。この時期のスティーヴィーは、本当に神がかっています。
昨日に続いて余談ですが、小沢健二「天気読み」には、この曲も引用されています(「晴れた朝になって~」の部分)。
そういう意味では、「天気読み」つながりと言えるかもしれません(?)。

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