493: Ramones / Chinese Rock

リチャード・ヘルが書いた最も有名な曲は、この曲かも知れません。
ニューヨーク・パンクのアンセムとも言えるこの曲、クレジットは、ディー・ディー・ラモーンとリチャード・ヘルの共作となっています。
実際には、大部分をディー・ディーが書いたようですが...
この曲を最初にレコーディングしたのは、当時リチャード・ヘルが在籍していたザ・ハートブレイカーズでした。ただし、彼は短期間でバンドを脱退したので、1977年リリースのアルバム『L.A.M.F.』に収録されたヴァージョン(こちらのタイトルは「Chinese Rocks」と最後に「s」が付きます)には参加していません。
一方、ディー・ディーのバンド、ラモーンズは、1980年のアルバム『エンド・オブ・ザ・センチュリー』(US44位/UK14位)にこの曲を収録。
プロデューサーがフィル・スペクターということも話題となりました。
もちろん、プロデューサーが誰であっても、聴こえてくるのは、いつものラモーンズ・サウンド。
ここまで「金太郎アメ」を徹底したバンドは他になく、偉業と言うに値すると思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?