364: The Beatles / She's Leaving Home 13 Shiny_Shin 2022年1月2日 21:35 ジ・アップルジャックス「ライク・ドリーマーズ・ドゥ」のプロデューサーはマイク・リーンダー(「リアンダー」とする表記もあり)。彼は、3年後、ひょんなことから、ビートルズと仕事をすることになります。アルバム『サージェント・ペパーズ』制作時、この曲の作者、ポール・マッカートニーは、プロデューサーのジョージ・マーティンに、ストリングス・アレンジを依頼しますが、他の仕事を多く抱えていたマーティンは、「ちょっと待ってくれ」と答えます。待てないポールは、勝手にマイク・リーンダーに連絡を取り、この曲のアレンジを依頼し、彼のアレンジが採用されることとなります。これが、ビートルズの作品でジョージ・マーティン以外がストリングス・アレンジを行った唯一の例となります(後からオーヴァーダブされた『レット・イット・ビー』は除く)。偉いのはマーティンで、こういうひどい仕打ちを受けたにもかかわらず、この曲のストリングス・パートのレコーディングでは、プロデューサーとして場を仕切っています。まさに英国紳士らしい、大人の対応です。リーンダーがアレンジしたこのヴァージョン、ハープが印象的ではあるのですが、正直ビートルズらしくないという風にも感じます。もしジョージ・マーティンがアレンジしていたらどうなったのか、ないものねだりとは分かっていても、聴いてみたいと思わずにはいられません。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #音楽 #動画 #ビートルズ #ポール・マッカートニー #サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド #ジョージ・マーティン #マイク・リーンダー #シーズ・リーヴィング・ホーム #ストリングス・アレンジメント 13