281: The Beatles / Old Brown Shoe

「フォー・ユー・ブルー」のように、曲名に色が入るジョージの曲は、他に「ブルー・ジェイ・ウェイ」もありますが、個人的に推したいのはこの曲。
元々は1969年1月のゲット・バック・セッションでもリハーサルされていて、同年4月にレコーディングされると、「ジョンとヨーコのバラード」のB面としてリリースされました。
ちょっとスカっぽい軽快なリズムのヴァースと、唸るようなベースが印象的なブリッジの対比が見事で、B面にしておくのがもったいないナンバーです。まあ、それを言い出すと、ビートルズのB面はほとんどがそうなのですが...
この曲、ビートルズ・ナンバーの中では演奏の難易度が高い部類に入ると思われ、この曲を演奏しているコピー・バンド、ほとんど観たことがありません。
演奏だけならともかく、同時にヴォーカル&コーラスというのが、なかなか大変です。だったら、分業制にすればいいのでは、と言う考え方もありますが、それは、ビートルズ・コピバンの美学に反しているように思います。
それだけに、いつか演ってみたい曲ではあります。

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