340: Jeff Beck & Rod Stewart / People Get Ready

「愛のハーモニー」は、ディオンヌ&フレンズのヴァージョンが大ヒットしたので、これがオリジナルと思われがちですが、実はカヴァーで、オリジナルはロッド・スチュワートでした(映画『Night Shift』(1982年)のサウンドトラックに収録)。
そのロッドも、80年代に入ると、散発的にヒット曲は出すものの、70年代の様に大ヒット連発という感じではなく、ある意味「低迷期」でした。
そんな時期にリリースされた作品で、とても印象的だったのが、ジェフ・ベックと共演したこの曲。
1985年リリースのジェフ・ベックのアルバム『フラッシュ』に収録され、シングルとしてもリリースされました(US48位)。
当時は、この2人がかつて同じバンド(ジェフ・ベック・グループ)に在籍していたこととか知りませんでしたが、ロッドのハスキーな歌声と、ベックの弾くギター・サウンドが、本当に印象的でした。
この曲もカヴァーですが、こちらはオリジナルのインプレッションズのヴァージョンの方が知名度は高いでしょう。
1965年にUS15位のヒットを記録しているのみならず、ローリング・ストーン誌の「Greatest Song of All Time」でも24位に選ばれるなど、ポピュラーミュージック史に名を残す名曲と言えるでしょう。

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