325: James Brown / Night Train

スライ・ストーンと同じく、プリンスに大きな影響を与えたミュージシャンとして、ジェームス・ブラウンを外すわけにはいきません。
「ファンキー・プレジデント」や「ゴッドファーザー・オブ・ソウル」等々、多くのニックネームがつけられた、ブラック・ミュージックにおける絶対的な存在です。
代表曲は非常に多いですが、初期のヒット曲であるこの曲を取りあげたいと思います。
スタジオ・ヴァージョンが1962年にシングルリリースされ、US35位(R&Bチャートは5位)を記録していますが、この曲といえば、やはりライヴ・ヴァージョンでしょう。
1963年にリリースされた『ライヴ・アット・ジ・アポロ』は、彼にとって初となるライヴ・アルバムでした。
それまで、R&Bチャートのみでの成功にとどまっていましたが、このアルバムがUS2位となったことで、その名が一気にUS全土に知れ渡り、その後の成功につながっていくこととなります。
この曲は、アルバムのラスト・ナンバーですが、客との掛け合いがあったりして、実にライヴ感あふれる演奏となっています。
ちなみに、この曲も12小節のブルース進行ですね。

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