359: Paul McCartney / Coming Up

昨日のスウェードの曲はアルバム『カミング・アップ』収録曲でしたが、このタイトルで最も有名なのは、この曲で間違いないと思います。
1980年、2枚目のソロアルバム『マッカートニーⅡ』からの先行シングルとしてリリースされ、UK2位/US1位の大ヒットを記録しました。
そして、ポールが10役(リンダが2役)をこなしているMVも、話題となりました。誰の真似をしているのか、すぐに分かる人も多いですね。
もっとも、スタジオでのレコーディングは、リンダがコーラスで参加した以外は、すべての歌と演奏をポール1人で行っているので、実はこのMVが真の姿に最も近いということになります。
このアルバム、当時流行しつつあったテクノポップをうまく取り入れたり、かなりの力作だと思うのですが、リリース直前に、日本での大麻不法所持による現行犯逮捕があったため、どうしても悪いイメージが重なってしまうのが残念なところではあります。

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