503: Stevie Ray Vaughan / Crossfire

デヴィッド・ボウイ『レッツ・ダンス』の大ヒットの、もう1人の立役者が、スティーヴィー・レイ・ヴォーンでした。
当時はほぼ無名だったテキサス生まれのギタリストを、ライヴで見て気に入ったボウイは『レッツ・ダンス』に起用。そこで独創的なプレイを聴かせたことで、彼の知名度は上がっていきます。
もっとも、彼の本来のスタイルは、ブルースやジャズをルーツとするものだったので、『レッツ・ダンス』での演奏は、かなり異色ではあったのですが。
この曲は、1989年にリリースしたアルバム『イン・ステップ』(US33位)の収録曲。
サウンドはちょっと洗練されていて、いかにも80年代風ですが、ヴォーカルとギタープレイは、ブルージーな魅力にあふれています。
アルバムリリース時、彼は34歳。前途洋々な未来が待ち受けているはずでしたが、翌年、想像もできない悲劇に襲われることとなります。

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