333: Grand Funk Railroad / The Loco-Motion

「アメリカン・バンド」の大成功を受け、グランド・ファンク・レイルロードは、次作でもプロデューサーにトッド・ラングレンを起用します。
そうして1974年にリリースされたアルバム『Shinin' On』(邦題『輝くグランド・ファンク』)は、前作ほどではないもののUS5位のヒットとなります。
そして、本作からリリースされたシングル「ロコ・モーション」は、彼らにとって2枚目の(そして最後の)USナンバー1を獲得します。
アカペラのイントロを聴くと、彼らのヴァージョンとすぐに分かりますが、ヴォーカルの音程が不安定にヨレているのも、「アメリカン」ならではの豪快さといったところでしょうか。
この曲、ジェリー・ゴフィン&キャロル・キング夫妻が作詞・作曲したナンバーで、オリジナルのリトル・エヴァのバージョンが、1962年にUS1位を獲得しています。
オリジナルもカヴァーもUS1位というのは、結構珍しい記録です。
ちなみに、1988年にカイリー・ミノーグのヴァージョンが大ヒットし、史上初となる「3組のアーティストによるUSナンバー1」が期待されましたが、残念ながら3位どまりで、大記録はお預けとなりました。

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