237: The Rolling Stones / She's A Rainbow

ストーンズのアルバムで「異色の作品」として挙げられることが多い『サタニック・マジェスティーズ』(1967年、UK3位/US2位)。
まあ、ビートルズ『サージェント・ペパーズ』が与えた衝撃の余波(Aftermath!)をまともに受けた作品ということになるのでしょうけど、まあ、あまりストーンズらしい作品ではないでしょう。
私も、若い頃は「ストーンズと言えば、やっぱりライヴ!」というイメージがあったので、ライヴ感とは程遠いこのアルバムは、正直そんなに聴いていませんでした。
ただ、時代の流れに合わせて、サウンドを変え、プロデューサーを変え、ギタリストを変えながら、転がり続けてきたのがストーンズというバンド。
最近では「実はこれもストーンズらしい作品なのかも」と思うようになってきました。
アルバムの代表曲と言えるこの曲。USではシングルカットもされています(25位)。
タイトルでピンとこない人でも、曲を聴けば「iMacのCMソングだ~!」と思うのではないでしょうか。
印象的なピアノを弾いているのはニッキー・ホプキンス。ストリングスのアレンジは、当時はまだ無名のスタジオ・ミュージシャンだったジョン・ポール・ジョーンズ。
トランペットのサウンドは、ブライアン・ジョーンズがメロトロンで弾いています。このあたりにも、1967年という時代を感じます。

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