122: Eric Burdon & The Animals / Monterey

20世紀を代表するシタール奏者と言えば、ラヴィ・シャンカル。
ジョージ・ハリスンは彼に弟子入りしていますし、ブライアン・ジョーンズもシャンカルの弟子にシタールを習っています。
インド音楽が注目を集めていた1967年の夏、初の大規模な野外ロック・イヴェント、モントレー・ポップ・フェスティヴァルが開催され、シャンカルも出演します。
このフェスティヴァルを題材にしたのが、エリック・バードン&ジ・アニマルズのこの曲(US15位)。ヴィデオ・クリップには、シャンカルを含む出演ミュージシャンが多数記録されています。
ただ、この時共演したザ・フーやジミ・ヘンドリックスが、楽器を壊したりギターに火を点けたりするさまは、楽器は神聖なものというシャンカルの信条とは相容れないものであり、1969年のウッドストックを最後に、彼はロックとは距離を置きます。(1971年12月のバングラデシュ難民救済コンサートのみ参加)
その後は、オーケストラとの共演や映画音楽等にも関わり、2012年に92歳で亡くなるまで演奏を続けました。

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