572: The Kinks / (Wish I Could Fly Like) Superman

「スーパースター」と「スーパーマン」。
ま、どちらも似たようなもんですが、空を飛べるのは「スーパーマン」の方だけでしょう。
1979年にリリースされた、キンクスのアルバム『ロウ・バジェット』は、母国UKではチャートインすらしていませんが、USでは最高11位のヒットを記録しています。
「キンクスと言えば60年代」というイメージがありますが、実はUSでの最高位を記録したのはこのアルバムでした。
アルバムから最初にカットされたシングルのこの曲にしても、UKではチャートインしていませんが、USではトップ40まであと一歩の41位の小ヒットとなっています。
60年代のキンクスしか知らない人が聴いたら、「えっ、これ、ホントにキンクス?」と思うであろう、ディスコ調のサウンドは、ある意味、衝撃です。
一説によると、アリスタ・レコードのクライヴ・デイヴィスが「クラブ受けする曲を書け!」と要求したので、レイ・デイヴィスが「冗談のつもりで」書いたと言われています。
まあ、そういう時代だった、と言えば、それまでの話ですが...

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?