132: The Rentals / Waiting

ウィーザーのフロントマンは、ヴォーカル&ギターのリヴァース・クオモですが、メンバーの「つながり」という点では、ベースのマット・シャープの方がより面白いので、そちらを取りあげたいと思います。
ウィーザーが1stアルバムをリリースした翌年の1995年に、マットが率いるバンド、ザ・レンタルズが1stアルバム『Return of the Rentals』をリリースします。
このバンド、パワー・ポップ系のサウンドがベースとなるのですが、チープなキーボードや緩~いヴァイオリンが入っているのが特徴で、あまり売れませんでしたが、個人的には、当時よく聴いていました。
この曲は2ndシングルで、無駄に大げさな演出のMVがばかばかしくて笑えます。あと、女性コーラスが心地良いですね。
バンド名が「借り物」なら、デビューアルバムのタイトルも『レンタルズの復帰』と、どこまでも人を食ったようなバンドでしたが、マットはザ・レンタルズの活動に専念するため、1997年にウィーザーを脱退します。これには少し驚きました。
1999年に2ndアルバムをリリース後、一度活動を停止。2006年に再開し、現在も活動中です。

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