344: The Knack / My Sharona

「Reality's so hard」、訳すと「現実は厳しい」といったところでしょうか。ほぼ同じ意味のタイトルをもつ映画『リアリティ・バイツ』がヒットしたのは1994年のことでした。
この映画、サウンドトラックも魅力的な曲揃いでしたが、ここではオープニングを飾った、1979年の大ヒット曲を。
ザ・ナックのデビュー曲だったこの曲、多くを語る必要はないでしょう。
1979年6月にリリースされると、US5週連続1位(UK6位)の大ヒット。さらにアルバム『ゲット・ザ・ナック』もUS6週連続1位(UK65位)と、瞬く間にスターの座に昇りつめます。
その人気の凄まじさは「ビートルズの再来」と言われたほどでした。
しかし、その人気は急速に尻すぼみとなり、その結果「一発屋」の代名詞ともなっています(実際は、2ndシングルもUS11位のヒットとなっていますが)。
それはともかく、この曲ほどイントロを聴いてワクワクする曲も、そう多くないと思います。
ドラムスに始まり、ベース・リフが重なり、「ジャー、ジャジャジャ!」とギターが入る流れは、ワンパターンですが、文句なくロック史上に残る名フレーズです。

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