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#サウンドトラック
908: Go West / King Of Wishful Thinking
こちらは曲名ではなく、グループ名が「ゴー・ウエスト」。 ゴー・ウエストは、1982年にロンドンで結成されたポップ・デュオで、1985年にデビューしています。 音はダンサブルなエレポップですが、歌はソウルフルで、一歩間違うと暑苦しくなってしまうしまうところを、絶妙のバランス感覚で踏みとどまっていると言った感じのサウンドです。 彼らの曲で、最も知名度が高いのは、映画『プリティ・ウーマン』のサウンドトラックに収録されたこの曲(UK18位/US8位)でしょうか。 MVを見ていると、1990年という時代を感じて、懐かしくなります。 21世紀に入ってからは全く名前を聞かなかったのですが、現在も活動中とのことで、結構驚きました。
618: Paul McCartney / No More Lonely Night
「ロンリー」つながりでこの曲を。 1960年代はビートルズ、1970年代はウイングスで、ロックシーンを牽引したポール・マッカートニーも、さすがに1980年代に入ると、かつてのパワーは影をひそめていました。 大ヒット曲は出していたのですが、「エボニー・アンド・アイボリー」、「セイ・セイ・セイ」といった、「大物とのデュエット」という話題先行の印象が強く、メロディーメイカーの才能に陰りが見えたとの声も聞かれるようになっていました。 そういった外野の雑音を封じ込めたのが、1984年にリリースされたこの曲(UK2位/US6位)でした。 ポール自らが主演を務めた映画『ヤァ!ブロード・ストリート』のサウンドトラック(UK1位/US21位)に収録されたこの名バラードは、「これぞポール!」と言わんばかりの美しいメロディが心に響きます。 まあ、この曲にしても、デヴィッド・ギルモアのギター・ソロと言う強力なアシストがあったのは事実ですが、それはそれ。 80年代のポールの作品では、間違いなく上位に来る名曲だと思います。